■継翔の年へ
鋸南町長 白石治和
新年明けましておめでとうございます。皆さまにおかれましては、健やかに輝かしい新春をお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
昨年は、終わりの見えないロシアのウクライナ侵攻に加え、パレスチナ・イスラエル間の紛争が勃発するなど、人と人の争いが世の中に影を落とした年であり、夏季の記録的な猛暑の記憶が新しいように異常気象の年でもありました。
一方で、世界的に流行した新型コロナウイルスに対し、「ウィズコロナ」へ政策が転換したことで、国内外の人の動きが正常化に向けて動き出した年でもありました。
町内では、地域の祭礼・学校での運動会など各種イベントが再開され、改めて人と人とが交流する大切さ・ありがたさを感じる素晴らしい一年になったと感じております。
さて昨年は、鋸南町長の選挙の年でもありました。無投票となり7期目を任されるにあたり、これまで行ってきた事業を「継続・発展」し、より良い町へと「飛翔」するために気持ちを新たにしたところであります。
本年も町民の皆さまとともに、鋸南町総合計画の目標に掲げた、住んでよし、働いてよし、訪れてよしの「三ツ星のふるさと」づくりの達成に向けて、事業を実施して参ります。
特に昨年10月にオープンした「道の駅保田小学校附属幼稚園」は、道の駅保田小学校の拡張事業として、誰にとっても居心地の良い空間を提供できる場所を目指し、整備いたしました。訪れた方が気持ちよく過ごせるよう、大きな「わっか」を中心に、食事を提供するテナントのほか、子どもが安心して遊べるプレイカフェを備えた施設となっており、観光の中継地としてだけではなく、目的地としてもご利用いただけるものとなっています。都市との交流拠点として、更なる賑わいの創出や関係人口拡大を図って参ります。
また現在、鋸南町の魅力を発信する花まつりを開催しています。「水仙まつり」を2月初旬まで、「頼朝桜まつり」を3月上旬まで、「桜まつり」を4月上旬まで行い、花まつり期間中は開花状況に応じて、佐久間ダム公園の一部で水仙や桜のライトアップを実施し、新春から早春にかけて花のリレーで皆さまをお迎えいたします。
さらに菱川師宣記念館では、特別展として3月17日まで「浮世絵美人時代をいろどる女性たち」を開催しています。菱川師宣をはじめとした浮世絵美人画の名手の作品を紹介しておりますので、この機会に、ぜひご観覧ください。
結びに皆さまのご健康とご多幸、そして本年が皆さまにとりまして実り多い素晴らしい年となりますことをご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
本年も、どうぞよろしくお願いします。
■力を合わせて元気なまちづくり
鋸南町議会議長 青木悦子
新年にあたり一言、ごあいさつを申し上げます。
町民の皆さまには、平素から議会に対し多大なるご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
昨年は新型コロナウイルスが感染症5類に移行し、世の中の動きが大きく変わり始めて参りました。町の行事もほぼ今まで通り開催されるようになり、町が活き活きとした明るさを取り戻し、希望の光が見えてきた様な気がいたします。しかしながら、健康上の問題や家庭的な問題等で辛い思いをされている方もいらっしゃると存じます。
どんなときも、諦めないで周囲に相談してください。鋸南町議会は、そのような方々の支えとなれるよう活動して参ります。
議会は、4月に議会議員選挙が行われ、新たな顔ぶれとなりました。一人一人の議員は心新たに、議員としての職務に日々邁進しております。町民の皆さまとの触れ合いを大切にし、よりよいまちづくりに努めております。
半数近い新人議員を迎えた鋸南町議会は時代のニーズに応えるべく、改革が必要であるとの声を重要視し、「議会改革等検討特別委員会」を設置しました。次の選挙までに、議員定数や議員のなり手不足の解消などについて、議論していくことになりました。なんといっても皆さまに深い関心を持っていただき、「町民と共に考え、共に創る鋸南町」の推進に努力する所存です。どうか、よろしくお願いいたします。
▽「健康自慢のまちづくり」を推進
町が抱える課題はたくさんありますが、まずは一人一人ができる限り健康で明るく元気であることが大切だと思います。「一人一人が健康で百歳を迎えられるように目標を持ってください。子ども達も今から生涯健康を目標に食事や運動、睡眠などに気をつけて、よりよい生活を心がけてください。」
昨年の9月に「総合検診」の受診をすすめるチラシを配布させていただきましたが受診はされましたか。受診者にはその後、健診結果が届いたと思います。確認して異常が指摘されたら早めに診察を受けて健康づくりをはじめましょう。
町は健康づくりのイベントを多岐にわたり企画実施しています。できるだけ参加をして「自分の健康は自分でつくり、守る」を励行してください。私たち議員も健康に留意して参ります。
本年も町議会といたしまして、町政が効果的に実行されているか、監視役としての機能を十分発揮し、議論を重ねてよりよい方向を目指します。
より身近な議会、開かれた議会を目指し、町民の皆さまの付託に応えられるよう、全力でその責任を果たします。
最後に鋸南町の更なる発展と、町民の皆さまのご多幸をご祈念申し上げまして、新年の挨拶といたします。
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