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農業を学び、鋸南を学び、おいしく食べる~鋸南農学校~

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千葉県鋸南町

町では町内在住の小学生を対象に、農業に対する理解を深め、未来の農業へ繋げて行くために農業体験会「鋸南農学校」を今年度初開催しました。
今回の体験会は全6回に分けて、もち米の生産体験を実施し、種まきから収穫までを行いました。体験会には、延べ171人、54世帯の親子が参加しました。
参加した子どもたちは、普段なかなか触れることのできない農業機械に触れながら、田植えや稲刈りを体験。刈り取った稲穂を持って満面の笑みを見せてくれました。
収穫後は、おもちを作り、試食会を行いました。農業体験を通して、一から作物を育てることの過程や食べ物の大切さを学べる貴重な経験となりました。
今後も農業体験会を検討していきます。

■農業が抱える問題
高齢化などに伴う農業の担い手の減少

令和2年に実施された「農林業センサス」の調査結果では、鋸南町における基幹的農業従事者の数は330人。そのうち65歳以上の階層は全体の約78%を占める一方、20・30代の若年層は、3%未満と、高齢化や後継者不足が顕著です。
※基幹的農業従事者とは、普段の仕事として、主に自営農業に従事している者。

▽鋸南町の基幹的農業従事者数

■農業体験の様子を紹介!
▽5/27 第1回 種まき
「播種機(はしゅき)」を使用し、育苗箱に種をまく作業を行いました。

▽6/17 第2回 田植え編
田植え機を使用し、苗の植え付けを行いました。

▽7/29 第3回 中干し編
田んぼの水を抜いて土を乾かす中干しを行いました。中干しは稲の育成に大切な作業です。

▽8/26 第4回 観察編
お米が実る前の稲を観察しました。短い期間ですが稲は、花が咲きお米が実ります。

▽10/7 第5回 イネ刈り編
黄金色に実ったお米をコンバインで刈り取りました。

▽11/25 第6回 もちつき編
収穫したお米で、チョコもち、バターもちを作り参加者で試食会を行いました。

■参加者の声
・親子で楽しめました。お米ができるまでの過程を体験でき、貴重な経験になりました。
・今回のような体験会を今後も継続してやってほしいです。
・普段触れることのない農業機械にも乗せて頂き貴重な経験ができました。
・体験を通して農業の関心、理解が深まりました。

■農業体験講師ヤマダパラダイスファーム 山田永太郎さんにインタビュー
経歴:東京都新宿区出身。10年前に鋸南町で就農し、現在は、米を中心に野菜、果樹などを栽培。
「種からおもちを作るんだ!」をテーマに種まきからおもちを作る過程の体験会の講師をしました。この体験会を通して、親子で農業について興味を持ってくれたら嬉しいです。子ども達から、他の農業体験もやりたいとの声もありますので、また機会がありましたら協力したいと思っています。

問合せ先:地域振興課農林水産振興室
【電話】55-4805

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