防水・浸水対策に土嚢は便利です。水が出やすいお宅の方は、いくつか準備しておくと便利です。その作成のポイントをいくつかお話します。
(1)中身はできるだけ砂で
土嚢は、中身が動くことで密着し、隙間を埋めて止水効果を発揮しますので、粒が細かく、粘性の少ない砂が適します。また、石等が混入すると、袋を傷付けて破損しやすいので注意してください。
(2)概ね6分目で
砂等は入れすぎると、重いだけでなく、変改しにくくなり、密着性が落ちます。砂は袋の6分目程度で十分です。
(3)積み上げは互い違いに
全体として強度を保つためには、一段を概ね10~15cmで継ぎ目がずれるように積み上げましょう。
(4)袋の口は下流側に
縛った口は、折りたたんで、土嚢の下に押さえつけるように積んでいきます。この際、水の来る方に対して、土嚢の底側を向けて積みましょう。
大水が出ると、排水口等から水が逆流してくることがあります。このような時に土嚢がない場合は簡易的に水嚢を作って、排水口等を塞ぐと有効です。丈夫なビニール袋等に水を入れ、口を縛り、排水口やトイレの流し口等を塞ぐように置き、固定するだけで、下水の逆流等をかなり抑えることができます。参考にしてみてください。
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