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自治体の皆さまへ

新年のごあいさつ

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千葉県鋸南町

■「大切な日々を重ねる」
鋸南町長 白石治和

新年明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかに輝かしい新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
昨年は、能登半島地震や各地での記録的な大雨があり、当町でも大雨により大規模な斜面の崩落がありましたが、幸い人的な被害は無く、防災に対する意識を新たにしたところです。
また、アフターコロナに転換し1年半が過ぎ、祭礼などの地域行事や小・中学校の運動会を始めとする学校行事が通常どおり行われ、戻ってきた日常の大切さを改めて感じております。
ところで令和7年の干支は乙きのとみ巳であり、努力を重ね物事を安定させていく、という意味があるとのことです。
これになぞらえ、本年も総合計画の目標としてきた「住んでよし、働いてよし、訪れてよし」の「三ツ星のふるさと」の達成に向け、日々の努力を積み重ね、様々な施策を実施してまいります。
結婚・出産・子育てが安心して行えるよう、雇用の創造や出産前・出産後のサポート体制の充実に向け、現行のUIJターンによる起業者等の創出や子育てに関する助成・相談・交流の場の提供など、きめ細かい支援を行ってまいります。
また、魅力あるまちづくりの実現に向け、既存建物の利活用や地域公共交通のあり方の検討などに取り組んでまいります。
さらに、都市交流施設として整備いたしました、道の駅保田小学校及び保田小附属ようちえんは、関係いただいている方々のご協力でご好評をいただき、連日にぎわいを見せております。この施設を生かしながら、町や特産物のブランド化、情報発信などの事業を進めてまいります。
今後も山積する課題に真摯に向き合ってまいりますので、町民の皆様のお力添えをどうぞよろしくお願いいたします。
また現在、鋸南町の魅力を発信する花まつりを開催しています。「水仙まつり」を2月初旬まで、「頼朝桜まつり」を3月上旬まで、「桜まつり」を4月上旬まで行い、花まつり期間中は開花状況に応じて、佐久間ダム公園の一部で水仙や桜のライトアップを実施し、新春から早春にかけて花のリレーで皆様をお迎えいたします。
さらに菱川師宣記念館では、特別展として1月4日から3月16日まで「歌川スリー~歌川派の三巨匠 国芳・豊国・広重~」を開催しています。浮世絵界最大派閥となった歌川派の三人にスポットをあて、彼らの作品とともに江戸の浮世絵文化を紹介しておりますので、この機会に、ぜひご観覧いただければと思います。
結びに皆様のご健康とご多幸、そして本年が皆様にとりまして実り多い素晴らしい年となりますことをご祈念申し上げ、新年のごあいさつといたします。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

■「町民の力と共に歩む元気な町づくり」
鋸南町議会議長 青木悦子

謹んで新春を仰ぎ一言、ご挨拶申し上げます。
町民の皆様には、日頃より議会に対し、多大なるご理解とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
新たな顔ぶれでスタートした鋸南町議会も2年目を迎え、鋸南町の更なる発展のため、町民の皆様のより良い福祉の向上に貢献できるよう、一人一人の議員が前向きに尽力しておられる雰囲気が伝わってまいります。定例会においても、一般質問の人数が8議員、9議員となることもあり、議員活動が充実していることの証拠だと感じております。議員一人一人の足で捉えた地域の実状や住民の声などを基に行政と合意形成され、町政に反映されてこそ議会の役目です。住民の皆様とともに歩むことが町の元気につながりますので、今後ともよろしくお願いいたします。
さて昨今、全国的に町村議会議員のなり手不足(無投票・定数割れ)が叫ばれています。議員のなり手不足は町村議会にとっての危機であり、地方自治が弱体化し将来的に我が国の民主主義にも影響を与えることとなります。なり手不足は議会の団体意思決定・政策立案・行政監視の各機能に大きな影響を及ぼし、議会の存在意義や二元代表制の趣旨が損なわれ、町にとっても地方自治の弱体化の危機にさらされる事態となります。
なり手不足の対策としては、議会が取り組むべきこと、町全体や都道府県、そして国など幅広い協働による対策が不可欠です。対策の留意点はたくさんありますが、ここでは、述べきれませんので控えます。
ところで、鋸南町は人口が減少しているので、「議員定数削減が相当であろう。」という声が非常に多いです。しかし、専門家の主張によると、議員定数の本来の考え方から乖離した短絡的な定数削減は、なり手不足の悪循環を生み、ひいては地方自治の弱体化を招くとされています。鋸南町の活性化のために、議員のなり手不足の解消にむけ、議員定数のあり方を町民の皆様と未来を築く対策を協働で編み出していかなければなりません。一昨年設置しました「議会改革等特別検討委員会」にご意見等がありましたら、是非お寄せください。
今年も健康自慢のまちづくりで健康長寿を目指しましょう
国民健康保険料や介護保険料がかなり家計を逼迫させていることは、皆様肌で感じていらっしゃると思います。特に介護保険料は全国的にも高額ということで周知されています。不足分は町からの財政負担でまかなわれていますが、できるだけ自立した生活を長く続け、負担を減らすことも大切です。「自分の健康は自分でつくり、守る」を励行して、明るく輝いたまちづくりをともに目指しましょう。

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