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自治体の皆さまへ

【特集】皆さんの「声」が聴きたくて… 町長との座談会を開催しました!

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千葉県長南町

町民の皆さんの「声」を聴かせていただくために開催している『町長との座談会』
今年は今までと開催方法を変更して年代別に行い、それぞれの世代の皆さまからたくさんの「声」を伺うことができました。今月号では、座談会で出た内容の一部を広報で紹介いたします!

◆10〜30歳代(10人参加)
(中学生)高校生の兄がいる。よく一緒に病院に行くが、中学生の私は医療費助成を受けられて、兄は助成を受けられていない。高校を卒業するまで医療費助成を受けられるようにしてもらえないか?
(町長)医療費は高校生まで無料にしている。精算で助成しているため、チラシやホームページ等を確認してもらいたい。
(中学生)小沢に住んでいるが、道路の反対側へ渡るとき、横断歩道に信号が付いていないので譲ってくれる車が少なくて困っている。注意喚起の看板などを作ってもらえないか。
(副町長)横断歩道は停まらないと交通違反。だが、停まってもらうのは難しい。時間帯で駐在や茂原警察に見てもらうようにできるか伺ってみようと思う。
(教育長)「渡ります」という意思表示も大事だと思う。渡ったらお辞儀をするなど感謝の心も忘れずにしてほしいと思う。
(町民)子どもの数が減っている。本気で人口を増やそうと思っているのか。土地やスーパーがあれば家が建ち、家族が増えるのでは。
(町長)人口減少、少子化は難しい問題ではあるが、人口減少のスピードを出来るだけ弱めたい。それには子育て支援や生活環境を整備することも必要なので、難しい中でもできることからしっかり行っていきたい。

◆40〜50歳代(4人参加)
(町民)人口対策のためにも移住促進・観光はとても大事。それに対して長南町は戦略的にやっているように見えないし、聞いたことがない。役場としてどう考えているのか。
(町長)人口対策としては、移住・定住の促進など幅広い施策を展開している。その中で、増え続ける空き家の活用が町を救う1つだと思っている。従って空き家対策を今後もしっかり行っていく。また、町に人を引き付ける何かが必要だと考えている。最近、町民の皆さんが中心となっていろいろな取り組みをしている。今後もそういう人たちの輪を広げていってもらいたい。町民の皆さんでやれること、行政がやらなければならないことを明確にしながら、協働のまちづくりを進めたい。
(町民)人口減少が町の大きな課題だと思う。長南町の教育や子育て支援は、他市町村や都内よりも本当にレベルが高いと思うから、もっと情報発信をするべき。
(町長)人口減少は全国共通の課題であると認識している。本町の教育や子育て支援について、高い評価をいただいてありがたいとは思いますが、我々行政を担うものとしては、それは当たり前の職務だと思っているので、そのことを自ら情報発信することは控えたい。私としては、町民の皆さんに幸福感を持ってもらえるようなまちづくりに努めたい。

◆60歳代以上(9人参加)
(町民)水害で川に流れる排水溝が詰まって今回のような災害になってしまった。またこのようなことになる前にどうにかしたい。
(町長)今回の災害で、今までは気づかなかったことが多くあった。今回の被害について改めて調査したい。早めに対応したいと思うが、今は災害復旧に全力を尽くさせてほしい。
(町民)水害で、家の前の道が崩れた。役場の職員が見に来ていたが、県道と私道に分かれていると言われ、1日半くらい外に出られなかった。その後町長がきてくださり、砂利をどかすよう指示してくれてやっと通れるようになった。職員は早急な判断ができないのか?
(町長)職員はそれぞれの立場で話をさせていただいているため、早急な対応ができないこともあることを理解していただきたい。でも、こういった災害のときは、県道だ私道だと言っている場合ではないので、直接話が聞けたらと思う。生活支援を第一に考え、対応しているわけですから。
(町民)これからの消防団。出られない人が多くいるのだから、団を統合して1つの団の人数を増やしてもらえないか。また、統合したことで消防車に余りが出てくるのだから、その余った消防車を役場消防隊に使用させ、何かあったときに出動できるような体制を作ってほしい。火事が発生したときに必ず必要台数が出られる体制を作っていただきたい。
(町長)消防団の実情は私たちも承知している。消防団は広域行政の分野であって、長生郡市広域市町村圏組合の消防団である。消防団の体制については、本町にある第9支団において十分議論をしていただき、消防団本部で決めてもらうことになります。最終的に制度改正を伴うものであれば、広域管理者会議で議論することになります。
(町民)役場職員の災害調査班、非常に丁寧でとてもありがたかった。しかし、被災した方に伝えないといけないことが職員に徹底されていない。しっかりと職員の打ち合わせを行ってからやっていただきたい。数日たってからこれを配ってとか、調査に向かう人の方針・体制をしっかり共有してほしい。
(町長)調査班が出た時に、町の体制を示せたらいいのだが、被害の全体を把握しているわけではないし、その調査で被害の全容がわかってくる。災害の翌日に調査に入ったということで、方針もその状況を見てから決めるので、タイムラグが出てしまうがそこはご了承いただきたい。

■お互いに思いやりを持とう!
今回の座談会では、長南中学校の生徒5人が参加し、大人たちと同じように町長へ堂々と意見を話していました。
その中で、信号のない横断歩道が渡りづらくて困っているという話がありました。
朝の登校時間・出勤時間は皆さん忙しいと思いますが、お互い思いやりの心を持って通学・通勤することを心掛けていきましょう。

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