長南町長 平野貞夫
◇新年明けましておめでとうございます
皆さまには、希望に満ちた新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
はじめに、昨年9月8日の台風第13号接近に伴う大雨では、町内全域に甚大な被害が発生しました。被災された皆さまには心からお見舞いを申し上げますとともに、一日も早く元の生活環境を取り戻してほしいと思っています。町としても、道路や農地災害等の復旧作業に全力で取り組んでいるところでございます。
昨年を振り返りますと、長年の懸案事項でありました防災拠点となる役場庁舎の建て替えが完了しました。今後は附属棟の改修と、利用しやすい庁舎周辺整備を進めてまいります。
また、町の新たな魅力に加わったものが、東京2020オリンピックで注目を集めたスケートボードです。長南町に新しい風を吹き込む施設として、町内外から多くの方々に親しまれるパークを目指しております。
昨年5月からコロナウイルス感染症の位置づけが5類に移行され、日常の生活が戻りつつある中で、原油価格の上昇に伴う物価高騰が、町民の皆さまの生活に大きな影響を及ぼしています。
その影響を緩和するため、昨年に引き続き国の交付金を活用し、町内の商店等で利用できる地域応援券の発行や、医療・福祉施設、交通事業者等への経営継続支援事業等を実施してまいりました。
昨年は千葉県が誕生し、150周年という節目の年でありました。本町では、長南フェスティバル2023に合わせて、200年以上歴史のある花火を打上げ、皆さまとともに、千葉県の誕生をお祝いさせていただきました。いつもの花火とは時期が違う中ではありましたが、当日は天候にも恵まれ、久しぶりに制限のないイベントを開催できたことから、多くの人たちで会場が賑わっていました。
さて、まちづくりの指針となる総合計画では、町が目指すべく将来像や基本理念が掲げられていますが、今後町がどうなっていくのか、住民の皆さまには少しわかりにくくなっている点があることから、よりイメージできるよう「まちづくり計画図」の作成に取組んでいるところです。完成しましたら、今後の目指すべき長南町を皆さまと共有し、ともに手を取り合い、まちづくりを進めてまいりたいと考えております。
また、農産物直売所については基本計画策定に向けて、町内の農家でどのような農産物が作付けされ、どの程度の出荷量が見込めるかの調査を行うなど、事業実施に向けて進めてまいります。
令和6年度(令和7年2月)は、町村合併により、新しい長南町が誕生してから、70周年を迎える記念すべき年であります。記念事業として、町民の皆さまをはじめ、関係者各位の協力をいただきながら、工夫を凝らした事業を展開していきたいと考えております。
長南町を盛り上げ、活気と賑わいを取り戻しつつ町の更なる飛躍を目指してまいります。
結びに、本年が皆さまに幸多き年となることをご祈念いたしますとともに、今後の町政運営に一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、新年のごあいさつといたします。
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