長南町議会議長 松野唱平
町民の皆さまにおかれましては、令和6年を新たな気持ちでお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
また、平素より、町政の発展と議会運営に対して、温かいご支援とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
昨年、9月に発生しました台風第13号の接近に伴う大雨により、被災されました町民の皆さまに対し、心からお見舞いを申し上げます。
町議会といたしましても、町執行部と協力して、一日も早く復旧できるよう対応していく所存です。
さて、現在もなお続いているロシアによるウクライナ侵攻、また新たに中東のイスラエルとハマスの紛争に対し、国際社会は高い関心を寄せ、人道危機の発生に強い懸念を表明しております。これらの勝者なき戦闘は、世界に深刻な影響を及ぼし、国際的な秩序の根本原則を揺るがすものであります。
我が国の経済においては、一部に足踏みも見られますが、緩やかに回復しているとされております。
日銀は現在の金融緩和政策について、長短金利操作の運用を柔軟化する修正を実施しました。
こうした経済の不安定化が続き、物価高騰等による影響は、現在もなお、町民の皆さまの生活に直撃している状況です。
一方、新型コロナウイルス感染症については、昨年5月に5類感染症へ移行し、国内の観光地へは海外から多くの観光客が来日し、インバウンド需要が高まりを見せております。
町では、国県の施策または交付金を活用し、物価高騰対応地域応援券をはじめ、電力・ガス・食料品等高騰重点支援交付金、子どもの成長応援臨時給付金等、さまざまな支援を実施してまいりました。
このような中、町議会は、政策形成や多様な町民の皆さまの意見の集約と反映、利害の調整等を通じ、意思決定機関および執行機関の監視、評価機関として、その役割を十分に発揮しながら町民の皆さまの福祉向上と町政発展に寄与してまいります。
町議会といたしましては、昨年9月の第3回定例会において、少子高齢化・人口減少の中、住民福祉向上と民主政治の発展に寄与するため、情報公開・透明性の向上を図り、開かれた議会を目指すことを目的とする議会改革特別委員会を設置いたしました。
今後は当委員会で、開かれた議会づくり・議会改革推進に向けて、調査・研究を進めてまいります。
また、個々の議員がその責務を全うし、議員としてより一層の資質の向上に努めるとともに、町民の皆さまの負託とご期待に副えるよう、誠心誠意尽くしてまいる所存でありますので、一層のご支援、ご協力を賜りますようお願いいたします。
結びに、本年が町民の皆さまにとりまして、幸多き年になりますよう心から祈念いたしまして年頭の挨拶とさせていただきます。
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