■古民家修繕の現場に参加しています!
8月から、ウルトラ古民家防衛軍が行っている住宅修繕の現場に参加しています。空き家バンクや空き家活用にかかわるにあたって、物件を購入した方が実際にどこを直したらいいのか、どのくらいの費用・期間がかかるのかをご案内できた方がいいだろうと考え、現場に参加することを決めました。
今回の現場は、江戸時代に建てられた石場建て(石の上に柱・土台が載っている構造)の古民家です。家全体が傾いてしまっていました。今回の依頼は家の水平を戻し、土台や柱を健全な状態に戻すことが第一目標です。今回は環境改善と、建物の水平出しの部分についてご紹介します。
当初の状態では、床下の湿気が多く、土もかなり水を含んでいました。このままでは柱を持ち上げてもまた沈んでしまいます。また、一部では床下に土が流れ込んだのか、土と建物の土台が触れてしまっており、土台の木が腐ってしまっているところも見られました。不要な増築部分を取り除いて風通しを確保し、建物の周囲に排水路を切ることで、床下の湿気が改善され、ジャッキで持ち上げた柱も沈まないようになりました。また流れ込んだ土を取り除くことで、木が直接水気を含んだ土に触れることがないようにしています。
実際に住宅を直すとき、それぞれの家の状態や作られ方によって、直し方は異なります。それが難しいところでもあり、面白いところでもあります。そして、空き家や古民家は地域にとっての宝になりえます。SNSでは工事の様子やリノベーションの例もご紹介します。ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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