これからの長南町を見据えて 長南町長 平野貞夫

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■新年明けましておめでとうございます
皆さまには、希望に満ちた新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、1月1日に発生した能登半島地震をはじめ全国各地で地震や大雨、ゲリラ豪雨などによる災害の多い年となってしまいました。町内においては幸い大きな被害はなく安堵したところでありますが、全国各地で被災された皆さまには心からお見舞いを申し上げます。
一方で、原油価格の上昇に伴う物価高騰が今なお続いており、さらには異常気象等による野菜類の高騰など町民の皆さまの生活に大きな影響を及ぼしていることから昨年に引き続き国の交付金を活用し、町内の商店等で利用できる地域応援券を発行し、町民の皆さまの生活の一助にしていただきました。
さて、令和6年度は長南町が誕生し、70周年を迎える節目の年であり、この節目の年をより盛り上げるため、70周年記念事業として5月の子ども祭りを皮切りに各団体等のご協力をいただく中で年間を通じて様々なイベントを実施してまいりました。その中でも5年ぶりに開催した8月の花火大会は天候にも恵まれ、町内外から多くの人が訪れ、山間に轟く迫力ある打ち上げ花火が来場者を魅了し、夏の夜の思い出になったのではないかと思います。開催に向けて準備いただいた花火大会実行委員会をはじめ協賛いただきました企業や個人の皆さま方に改めて感謝を申し上げる次第です。
また、11月に開催した長南フェスティバル2024では、恒例の紅白餅投げのほか、ものまね芸人によるものまねショー、各団体の出店や出演による演奏やパレードなどが行われ、会場にいる多くの人が秋のさわやかな一日を過ごされたのではないかと思います。
来月の11日には合併70周年記念式典を開催し、関係者の皆さまをお招きして、これまで長南町の発展に貢献・尽力された方々に感謝の意を表するとともに、これを契機に更なる町の発展に向けて各種施策を展開してまいります。
懸案事項となっております中央公民館の建替えに伴う複合施設の建設については、賛否で町が二分する事態となったことから、再考することといたしました。農産物直売所については基本計画策定に着手する中で、町民の皆さまからのご意見をいただきながらスピード感をもって進めてまいりたいと考えています。
さて、私が町政をお預かりし3期目の任期も残すところ1年となりました。まちづくりの指針となる第5次総合計画は来年度で策定から5年を迎え、推進すべき施策を体系的に示した「前期基本計画」の仕上げの年であり、また後期に繋げる施策の検討を行う年となります。したがいまして「これからの長南」のまちづくりにあたって重要な一年となりますので、皆さま方には一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。
結びに、本年が皆さまにとりまして幸多き年となることをご祈念申し上げまして、新年のごあいさつといたします。