■長柄町長 月岡清孝
明けましておめでとうございます。日頃より町政運営に対し温かいご支援とご協力を賜り、心から感謝申し上げます。
昨年は、新型コロナウイルス感染症もようやく落ち着きを見せ始め、少しずつ日常生活が戻ってきたことが実感できた年だったのではないでしょうか。長柄町におきましては、念願の新公民館「ながランホール」がグランドオープンし、文化祭や農林商工祭り、5年ぶりとなる町一周駅伝大会も無事開催され、久しぶりに賑やかな様子を見ることができました。
さて、私の公約のひとつとしている「千葉県一子育てに優しい長柄町」。長生郡市の中でも一番人口の少ない長柄町ですが、小さい町ながら「都会に近いが田園風景が残る」貴重なポジションは「子育て世代の移住」を検討される方々にとって魅力的に映るものと確信しています。給食費無償化、子育て祝い金の充実、奨学金返済支援事業などの基礎的な施策は昨年までに整いました。子育て中の若い世代に「この町で子育てしたい」と感じてもらえる具体的な施策を更に進めてまいります。
圏央道の茂原長柄スマートインターチェンジが開通して、まもなく4年を迎えます。房総半島の道路交通事情が一気に変わる県内全線開通が2年後との報道もあります。鉄道のない本町にとって、道路で全国とつながる、まさに玄関口として本領を発揮するチャンスが目の前に来ていると考えています。都心に近い立地条件を生かし、企業誘致活動など、今年はこれまでと違った町の活性化対策に取り組んでまいります。
昨年9月に発生した台風13号の局所的な大雨では、町内でも河川の氾濫による道路冠水が多く発生しました。昨今の短時間での局所的な大雨は、これまでの予測と経験をはるかに超えています。今のままでは対処できないことは明らかです。国や県、流域自治体とタイアップした抜本的な治水対策にしっかりと取り組んでまいります。
今年の干支は「辰」です。厳しさ続く経済情勢の中にあっても、昇り龍のように力強く飛翔する年になりますよう、皆様のご健康とご多幸を心から祈念申し上げ、年頭のあいさつといたします。
■長柄町議会議長 柴田孝
明けましておめでとうございます。
長柄町議会を代表し新年のあいさつを申し上げます。町民の皆様におかれましては、令和6年の新春をお健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。また、昨年9月8日の台風13号の大雨で被害を受けられた皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、多くの方々からご支援を賜りましたことにつき、この場を借りて厚く御礼申しあげます。
新型コロナウイルス感染症が、感染症予防法上の5類に指定され、この年末年始、町内でも久しぶりに各種イベントが復活するなど、日常生活が徐々にコロナ前に戻ってまいりました。町でも5年ぶりに「長柄農林商工まつり」、「長柄町一周駅伝大会」が開催され、賑わいを取り戻す一助になればと期待しております。
一方で冒頭触れたように、令和元年、5年と大雨により、道路冠水での通行止めや土砂災害、床上・床下浸水が多数発生しました。近年の異常気象による豪雨被害の増加などを踏まえ、今後は一宮川の流域治水を積極的に推進することと併せて、いつ起こるか分からない大地震への備えをはじめ、町民の皆様が安心して生活できる基盤づくりが求められております。
昨年7月に行われました町議会議員選挙で選出された12名の議員は、こうした課題を踏まえ、開かれた議会づくりに取り組み、町民の意見を広く吸い上げ、活発な政策論議を行い、議決機関、行政の監視機関としての役割を果たしてまいります。
町民の皆様におかれましては、議会が行政と町民をつなぐパートナーとして町の発展と町民の福祉向上、生活の安定に取り組んでいけるよう、より一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、本年が町民の皆様方にとりまして、素晴らしい年となりますよう祈念申し上げ、年頭のあいさつとさせていただきます。
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