■骨粗しょう症
塩田記念病院 院長 整形外科 塩田匡宣
私たちの骨は体の他の細胞と同じように生きていますから、骨吸収と骨形成により古い骨が吸収され新しい骨に置き換わることによって維持されています。加齢などによりこのバランスが崩れ骨吸収が骨形成を上回ると骨密度が低下します。
若い人の骨密度の平均値の70%未満が「骨粗しょう症」と診断されます。
治療薬は、「骨吸収を抑制する」ものと、「骨形成を促進する」ものとに大別されます。1錠飲むタイプから1カ月に1度でいいタイプまでバリエーションに富んでいます。注射薬には6カ月に1度の皮下注射で済むものもあります。
「骨形成を促進する」代表例には毎日自分でお腹に細い針を刺すタイプと週1回通院で注射を受けるタイプがあります。
上記以外では、軽症の骨粗しょう症の方にはビタミンDがよく使われます。それぞれ特徴があり、副作用も報告されています。
医師の説明をよく聞いて使用しましょう。
問合せ:医療法人塩田記念病院
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