◆Vol.5 製材の現場・潜入レポ〜後編〜
みなさま、こんにちは!
地域おこし協力隊の武田史子(たけだしこ)です。今回は、友次製材所の宮田剛志さん取材レポート<後編>
前編で収まりきれなかった「製材や林業の課題とこれから」について、あふれるお話を伺ってきました!
前回の取材では、製材のお仕事とは、市場や現場から材料となる木を仕入れ、「誰でも使いやすく」加工し、家の建材などにして販売すること、と伺いました。
でも…実はそれだけじゃありません!
製材所の中には、「伐採」から携わるところもあるのだそう。
実際、宮田さんは、製材の仕入れとして伐採を行うこともあれば、2019年の豪雨災害の時には、被害木の撤去など、依頼を受けて伐ることも。
また、伐った木をどう活用するかも、これからの課題。
“家以外”の有効な使い道を考えていかないと、人口減少時代、需要はどんどん減っていく一方…。
実際、製材で出た”木くず”を、畜産の敷き藁に使うなど、SDGsも意識した「今できる活用」から始めているそうです。
これからは、今まで通りの「製材」の仕事だけにこだわらず、もっともっと幅広く新たな活用法を考えていきたい!と宮田さん。
その上で、今、宮田さんが困っていることが…。
「木の皮の処理」。
燃やすことができず、かさばるため、これまた何かに活用できること、ないですかねー??
もし「良いアイデアあるよ!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください!!
最後に、宮田さんに「製材のお仕事をしていて、一番うれしいこと」を伺ってみました。
それは…、
「お客さまに『今回の製品良かったよ』と喜んでいただけること」。
シェフが「料理美味しかったです!」と言われるのと、同じ感覚でしょうか?
1本1本違う、木の質・かたさ・形・クセなどを知り尽くし、持てる知識と経験と技術の全てを使って、
お客さまが求める材に変身させる「プロの職人」。
だからこその、シンプルで強い回答が、心に響きました!
私も、林業担当の地域おこし協力隊として、「木の有効活用」を今後の大きな目標の1つにしたいと思います。
問い合わせ先:産業振興課 農林振興係
【電話】35–4447
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