■《広報ながら発行500回記念!》長柄町タウンアドバイザー 田島 翔太先生と長柄町のこれまでの歩み
本町では、平成30年度に千葉大学と包括連携協定を締結し、これまで約6年間様々な事業を進めてきました。
広報ながら発行500回の今回は、タウンアドバイザーとして活躍されている田島先生と長柄町が共同で行ってきた取り組みや、先生の一日のお仕事について取材しました。
◆田島翔太先生
千葉大学大学院国際学術研究院助教
株式会社ミライノラボ代表取締役CEO
1984年生まれ。千葉大学工学研究科建築・都市科学専攻博士後期課程修了。博士(工学)。大学で教鞭を執りながら、研究成果を地方に還元する研究成果活用型ベンチャー「株式会社ミライノラボ」を創設。国内外の自治体や企業等と若者による地域活性化に取り組む。
平成27年度:「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」の一環として、大学と地域の連携を推進する千葉大学コミュニティ・イノベーションオフィスに赴任。
平成28年度:千葉大学とリソルの森との3者連携により、健康なまちづくりを目指す「長柄町版大学連携型生涯活躍のまち(長柄町版CCRC)」の取組を開始。
平成30年度:
・タウンアドバイザーに就任。長柄町に移住し、町との連携がより一層強いものに。
・千葉大学の学生と、長柄町移住ガイドブックを制作。
・カレッジリンク(地域の課題解決に向けた住民参加型の授業)の助成金制度を開始。
・ながら創生プロジェクトチーム(町職員に対する地方創生・SDGs分野の研修、ワークショップ)を開始
令和元年度:長柄町の企業と連携し、新たな特産品「ながらとガラナ」を学生と開発。累計16万本以上を千葉県内外で販売。長柄町の知名度向上と、観光協会の売上に貢献。
令和2年度:千葉大学生の長柄町でのインターンシップ受け入れを開始。
令和3年度:
・千葉大学の留学生を招き、長柄中学校での国際交流事業を開始。
・広報ながらで「ながらSDGs通信」の連載を開始。
令和4年度:国や企業の支援を得て、移動する発電空間「エコキャビン」を開発。
令和5年度:
・エコキャビンの社会実験として、ソーラーの電力で淹れたコーヒーを提供する「モバイル・オフグリッド・カフェ」を公民館前で不定期に開催。
・住民の皆さんと意見交換をする児童公園計画のワークショップを開催。
令和6年度:長柄町のこれからを考える「NAGARA VISION 2030」を職員研修の一環として開始。
◆~一日のお仕事に密着しました!~
タウンアドバイザー田島先生は役場でどのようにお仕事しているのでしょうか。
今回はとある一日に密着させていただきました。
〇9:00
課長や職員と今日一日のスケジュールや仕事についての情報共有をした後、エコキャビンのメンテナンスを行いました。エコキャビンはソーラーで発電します。この日は雨だったので、車庫で充電します。
〇10:00
町長、副町長、教育長に向けて、自身の研究内容やタウンアドバイザーとして町と共同で進めてきた事業、これから始めようとしている取り組みについて説明し、意見交換しました。
〇12:00
ランチに行きます。
〇13:00
みどり産業株式会社(長柄山)へ視察に行きました。堆肥づくりの工程や、こだわり、堆肥から作るケールの生産の様子を見学できました。SDGsに向けた様々な取り組みについて、情報交換を行いました。
〇16:00
今日1日で分かった長柄町の課題を千葉大学で研究するため、まとめます。また、職員に対して、次回の登庁日に向けた作業指示をします。
広報ながらに掲載する記事「タウンアドバイザー通信」を執筆します。
〇17:30
お仕事終了です。お疲れ様でした!
問い合わせ先:企画財政課 企画広報統計係
【電話】35–2110
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