長柄町社会福祉協議会では、高齢者の方のご自宅にお弁当を届ける「給食サービス事業」を町から受託し、実施しています。ボランティアの皆さまのご活躍と、利用者の方々を取材しました。
◆毎週火曜日活動しています!
・9:00
調理開始です。作業中は手元が止まることはありません。
ものすごい速さでおかずが出来上がります。
調理中は、ボランティアの皆さんで「こうしたら食べやすいかな?」などと相談しながら、食べる方のことを考えて調理法を工夫されていました。
・10:40
お弁当を運搬車両に搬入します。
安全運転で配達に出発します。
・10:45~12:00
利用者のご自宅までお弁当を配達します。
楽しい会話に心がほぐれます。
顔を合わせて、お弁当を手渡しすることで、安否確認を行っています。
◆給食サービス事業どんなことをしているの?
お弁当配達後は、配達グループごとに利用者の安否確認の結果を共有します。先週と比べて変わった様子は無かったかなど、切れ目なく細やかな見守りがされています。
また、この報告会では、材料の切り方、味付け、火加減など、その日に作ったお弁当の感想を話し合って次のお弁当作りに役立てたり、その日に使った食材の新たなレシピを考案しています。
ここで、給食サービス事業に携わっているボランティアと利用者の方に、ボランティア活動を続けている理由や、利用されていて感じることを聞いてみました。
〇調理ボランティアさま
退職後、先輩に誘われてボランティアを始めました。
ボランティアのメンバーや利用者の方々とのコミュニケーションが楽しみで続けられています。
松本芳子様
ボランティアを続けて30年以上になります。利用者の方々の笑顔がやりがいです。
高齢化が進む中で、自分たちができることを続けていきたいです。
吹野美才様
〇利用者さま
普段、自分で料理すると好きなものばかりになりがちです。お弁当はおかずがバランス良く入っていて、献立や料理の参考になります。
遠藤みどり様
配達の時間が楽しみです。お弁当は量がたっぷりだけど、美味しいので全部食べてしまいます。栄養満点の食事が頂けて、とっても助かっています。
大塚良子様
◆中学生ボランティアも活躍しています!
毎年、夏休み期間を利用して中学生ボランティアを募集し、給食サービスで配達するお弁当の包装紙作りや配達のお手伝いをお願いしています。
中学生の皆さんが一生懸命書いた絵やメッセージが入ったお弁当は、大変好評です。
また、実際に利用者の方々にお弁当を手渡しながら声掛けをすることで、お互いに笑顔がこぼれ、和やかな時間になっています。
問い合わせ先:長柄町社会福祉協議会
【電話】30–7200
<この記事についてアンケートにご協力ください。>