◆Vol.8「イノシシVS人間」仁義なき戦い!わな猟の現場を取材
みなさま、こんにちは!
地域おこし協力隊の武田史子(たけだしこ)です。
長柄町の害獣対策の一環として、狩猟免許の取得をめざして勉強中。
今回は、長柄町「鳥獣被害防止対策協議会」会員(従事者)の方に、イノシシ”わな猟”の見回りに同行させていただきました。
長柄町で年間約1.200頭も捕獲されるイノシシ。
今回取材した方は、「くくりわな」や「箱わな」を多数設置。
イノシシがかかっていないか、365日、雨の日も寒い日も見回りが欠かせないとのこと。
今回同行したのは、笹やぶに囲まれた栗畑一帯に仕掛けた「くくりわな」。
笹やぶにぽっかり空いた穴が、イノシシの通り道で、そこを狙ってわなを設置します。
使用するわなは、跳ね上げ式トリガータイプ。
獲物が踏み板を踏むと、足にワイヤーがくくられる仕組みになっています。
さっそく、設置するところを見せていただくことに。
まずは、設置するために、周りの笹やぶを少し切り開くところからスタート。
設置場所に穴を掘ってわなを置いたら、ワイヤーを周囲の竹などにくくりつけ、わなに土をかけて埋めます。
ここで大事なポイントは2つ!
1つは、ワイヤーのくくり方。
わなにかかったイノシシは、大暴れするため、細い竹などにくくりつけると、イノシシがぶった切って逃げたり、わなが外れて捕獲に来た人間に突っ込んでくる恐れがあるそう。
まさに、お互いが命懸けなんですね…。
もう1つは、わなの隠し方。
イノシシは賢いから、少しでも違和感があると、わなにかからないし、同じ手には2度とのってこないのだそう。
いかにバレないよう自然な状態にするか、毎回が真剣な頭脳勝負!
今回、イノシシの姿を見ることはありませんでしたが、命も頭脳もかけた真剣勝負の一端を垣間見せていただきました。
資格取得に向け、気が引き締まる思い…!まだまだ修行は続きます。
問い合わせ先:産業振興課 農林振興係
【電話】35–4447
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