年頭のごあいさつ(2)

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明けましておめでとうございます。
日頃より町議会に対し暖かいご支援とご協力を賜り、議員一同心より感謝申し上げます。

さて、昨年は元日に発生した石川県能登半島地震により、被災地では多くの方々が困難な状況に直面し、復旧・復興に向けた努力が続いております。被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。
特に本町は、少子高齢化や人口減少対策をはじめ、今後発生が懸念されている首都直下地震や南海トラフ巨大地震、また近年多発している豪雨災害は、私たちの地域にとっても深刻な脅威です。地震の影響による長期避難生活など、想定される被害は多岐にわたります。町議会といたしましても、防災体制の整備の見直しや避難場所・避難経路の整備、地域防災訓練や自主防災組織の充実など、行政と連携し、町民の皆様の生命と財産を守るための施策を積極的に進めてまいります。
また、昨年は衆議院議員総選挙も行われ、国政の新たな体制が整いました。地方自治体と国とが連携し、自然災害への防災対策を強化していくことが求められているため、今後は国や県と協力しながら地域防災力の向上に努めてまいります。

議会は、地方自治における二元代表制の一翼を担っており、町民の皆様が選んだ首長と議会が、それぞれの役割と責任を果たし、相互に協力し、時には緊張関係を保ちながら、公正で透明性のある行政運営をする仕組みです。
町議会は、町民の皆様の負託に応えるため、行政のチェック機能を果たすとともに、政策提言にも積極的に取り組んでまいります。
その一環として、昨年5月には本町で初めての議会報告会を開催いたしました。町民の皆様から貴重なご意見をいただき、議会活動に反映する機会となりました。さらに、住民福祉の向上と民主政治の発展に寄与するため、情報公開・透明性を図り、開かれた議会を目的に、議会改革特別委員会を設置し、議会の役割を不断に追求し、議会改革に継続的に取り組んでまいります。
町議会といたしましては、令和7年も町民の皆様が安心して暮らせる、活力ある町づくりを目指し、議員一同、全力で取り組んでまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

結びに、令和7年が皆様にとりまして健康と幸福に満ちた一年となりますよう、心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

長柄町議会議長
柴田　孝