ながら町議会だより(9)

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■金坂光章議員(一問一答方式)
1.月岡町長の町政運営の実績と今後の方針にについて
問：議員
月岡町長は、就任されてから2年を経過し、これまでの町政運営に対する振り返りと実績についてどの様に捉えているのか伺いたい。

答：町長
『私は、2022年の町長選挙において、輝く未来へ魅力あるふるさと長柄町の創生を掲げ、町民の皆様からの信任を得て、町政のかじ取りを担わせていただくことになりました。
私は、魅力あるまちづくりをより一層加速させ、町政発展に向け強い覚悟を持って全力で取り組んでいく所存であります。
子育て支援ですが、私は、長柄町の子育て環境の充実を最優先事項に掲げ、公約の中で子育て千葉県一を目指し、様々な取組を進めてまいりました。
まず、子育て世代の経済的負担を軽減し、全ての子供たちが平等に栄養価の高い食事を受けられる環境を整えるため、小中学校の給食費無償化を実現いたしました。さらに、子育て環境の充実を図るため、出生時・小学校入学時・中学校入学時に切れ目のない支援を行う子育て支援事業を創設いたしました。
加えて、小学生以下を対象とした都市農村交流センターのプールの無償化を実現したほか、試行的ではありますが、長柄温泉の町民無償化にも取り組んでいるところです。特にプールは、子供たちの数少ない貴重な遊び場として、温泉は心身のリフレッシュや世代を越えた交流として重要な役割を果たし、地域のコミュニティーの活性化や町民の健康増進に貢献ができるよう、公共施設の利活用について、より一層の効果的な運営に努めてまいります。
福祉施策では、介護の基礎的な知識やスキルを身につけることができるヘルパー資格の取得を支援し、介護事業の人材確保を図るとともに、家族介護者が専門的な知を得ることで、少しでも介護負担を軽減できるよう、介護職員初任者研修の支援に取り組んでいるところです。
今後もこのような取組を継続し、さらなる人材育成・介護負担の軽減に尽力し、町民福祉の向上に推進してまいります。』

問：議員
その実績を踏まえた上で、今後の町政運営に対するお考えを伺いたい。

答：町長
『まず、防災対策の強化についてですが、令和元年の本町における大災害の経験や、近年の気候変動に伴う想定を超えた自然災害の頻発化を受けて、防災体制の見直しを進め、地域との連携を強化し、防災訓練等を通じて町民一人一人が防災意識を高めることができるよう努めてまいります。
次に、高齢者の移動確保についてですが、高齢化社会が進展する中で、高齢者が安心して移動できる環境を整えることは重要な課題です。本町に即した交通施策の再検討や地域資源の活用を図るとともに、町民皆様の協力を得ながら、ボランティアによる移動支援活動も推進していく考えです。
さらに、人口減少対策についても、今後の町政運営において重要なテーマとなります。特に、公園や宅地の分譲整備は、本町の人口減少が進む中で、町の魅力を高めるために住環境の整備が不可欠と考えております。
本町の基幹産業である農業において、町・農家・そして地元企業が協力し、本町の主要作物である米の地域ブランド化を目指し、販路の拡大や生産性の向上を図っていくという提案があり、実現に向け取り組み、稼げる農業の構築を推進してまいりたいと考え、町民や企業とともに成長しながら、持続可能な地域社会の実現を目指してまいります。
町政運営は、私一人の力で成し遂げられるものではありません。議会の皆様と力を合わせ、町民の皆様の声を真摯に耳を傾けることで、一歩一歩確かな成果を積み上げてまいりたいと考えております。』