長生村長 小髙陽一
去る6月30日に執行された村長選挙において、4回目の当選となり、四たび村政の舵取りを任せていただき、喜びと緊張感でいっぱいの現在です。
投票率は53・99%と過去最低でした。私に反対する方々が少なかったのか、いずれにしても私の得票率は約66%で、理想とする70%に近い信任が得られたと思っています。ただ、2146人の方が「小髙ではダメだ」と思っていることは真摯に受け止め、反対意見にもしっかり耳を傾けてまいります。
今回の選挙で争点となった給食センターの建設は、計画どおり進めてまいりますが、選挙運動中に出会った若いお母さんから「だって冷たい給食を食べさせるんでしょ」との声を聞きました。給食センターの給食を食べたことのない年齢の人たちが、そう言って反対していたのですね。
「今の時代、温かい物は温かく、冷たいものは冷たいうちに食べられます」「アレルギー対応食専用レーンができ、現在よりも安全、安心、命を守る給食を提供します」とお話すると納得されました。
そして、建設予定地が津波浸水想定区域に隣接していると指摘されましたが、盛り土と建物の床を上げることで対応しています。それよりももっと海に近い一松こども園や一松小学校は、完全に浸水区域に入っており私は心配です。
3つのこども園の統合や新設の話をしますと、また反対の声が上がりますが、子どもたちの命を守ることを第一に考えていただけないでしょうか。
私のこれからの4年間は、次のリーダーである若い世代の方にバトンタッチをするリレーゾーンでもあります。しがらみを残さず、真っ白なバトンを渡さねばなりません。
今回の選挙で掲げた6つの公約の柱「教育・子育て支援」「防災」「福祉」「健康」「雇用の創出」「農業支援」はどれも重要で、また莫大な費用が必要な事業もあります。私の得意分野であるふるさと納税に磨きをかけ、財政に負担を残さず手かせ足かせ無しに次の世代へバトンタッチしたいと思います。
私のキャッチフレーズである「夢がある、生きがいを感じる、住んで良かった長生村」を今期も大きな目標として、実りある4年間としていきますので、今後も変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。
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