今回ご紹介するのは、海辺のタコス屋sachi-ta(サチータ)の竹下幸子さんです。幸子さんは2023年に家族でメキシコから長生村に移住してきました。四街道市出身の幸子さんはどのような経緯でメキシコのオアハカに移住し、日本に戻ってきたのか聞いてみました。
幸子さんは東京で会社員として働いていましたが、起業したいと考え退職しました。そんな中、夫の和之さんからの後押しもあり、ハネムーンで行ったメキシコに半年間留学することに。帰国後は東京でキッチンカーを開いていましたが、メキシコの暮らしが忘れられず、2年後に永住の目的で夫婦でメキシコに渡りました。
そして、より多くのメキシコ人に日本食を食べてもらいたく、高価でないソウルフードを広めようと、たこ焼きsachi-taを開店しました。メキシコで娘のまつりさんが生まれ、さらににぎやかな生活になり数年経過したころ、今後の暮らしのことを考え日本に戻る決断をしました。
メキシコと友好な関係のある御宿町から移住先を探し始め、長生村の魅力的な場所に巡りあい、この地に移住しタコス屋を開店することにしました。「お客様とのお話が楽しいし、もっとメキシコのことを広めたい」と、幸子さんは語ってくださいました。
■sachi-ta
7月1日オープンの竹下さん夫妻が営むメキシコ料理店。長生村は海に面しているということでタコスの具材は肉ではなく海鮮にし、生地であるトルティーヤは大きさ・弾力などにこだわっています。東京の行列ができるキッチンカー時代で人気だったトルタ(ホットサンドイッチ)も取り扱っています。
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