今回ご紹介するのは、NPO法人長生郡市MamaNet代表理事及びながいきMURA座談会メンバーの竹下真実さんです。竹下さんは子育て世代のために開かれた場所づくりをしています。
竹下さんは、長生村の自然豊かで穏やかなところに惹かれ、2013年10月に千葉市から移住し、1ヵ月後に長男を出産しました。未熟児で産まれたこと、子育てに必要な情報を得られず孤立してしまったことなど複数の要因が重なり、産後鬱になってしまったそうです。「このままじゃまずい。同じように困っているママがいるんじゃないか?誰かと出会いたい!」そう思い、2014年8月に子育てサークルを立ち上げました。同じような思いを抱えたママは多く、想像以上に人が集まり、村外にまで輪が広がりました。サークルは、チラシ集めから始まり、後に長生郡市の子育て情報をまとめたフリーペーパーを発行するようになりました。一時活動を休止していましたが、2021年10月にNPO法人長生郡市MamaNetとして再開しました。法人化前は自主性の高い活動が多く、法人化してからは地域と協働しながら子育て支援をするという面がより強くなりました。
どうして他人のためにここまで頑張るのか。以前は都内でエステティシャンとして働いており、独立後は被災者や施設の高齢者へのマッサージボランティアをしたり、女性の悩みを聞き就職支援をしたりと、困っている人に寄り添いたいという思いが竹下さんを動かしているのです。
竹下さんは「子育て支援はその世代のためだけのものでなく、福祉であり、地域のためにある」と言います。そのうえで、子育て世代がやりたいことを応援する立場として、自治体・住民と連携して皆で良いまちづくりをしていきたいと、熱い思いを抱きながら活動を続けています。
■長生郡市MamaNet
MamaNetでは子育て世代のコミュニティづくりや育児相談会、子ども向けイベントの開催など様々な事業を行っています。
※子育て情報サイトは、長生郡市の子育て情報が網羅されています。
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