◆匿名の寄付
歩行者の安全 今も願う
自身が歩行中に危険な思いをしたことがあり、「道路側溝のふたの穴を埋めてください。」と平成22年度から、匿名の寄付を続ける「伊達直人」さん。今年の寄付で12回となり、寄付総額は120万円になりました。
市では、寄付をいただくたびに道路側溝の穴を埋めるカバーを購入。これまでに館山銀座商店街通りとJA安房北条支店から市役所までの道路側溝(両側)に約2,400個のカバーを取り付けることができました。
同封された手紙には、「北条小学校の通学路。小さな靴が穴にはまりませんように」と書かれていました。
森市長は「優しい気持ちに溢れた行動に感動しました。匿名のため感謝状をお届けすることは叶いませんが、広報紙面を通じ、本人に届けたい。」と感謝の気持ちを語りました。
平成20年頃は、匿名の善意の寄付をアニメのキャラクター、タイガーマスクに扮する「伊達直人」の名前で行う人が全国的に増えた時期。館山の「伊達直人」さんは、今も子ども達の安全を見守っています。
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