市では、少子化が急激に進行するなかにおいて“未来を担う子どもたちにより良い教育環境を提供する”ため、市内小中学校における学校再編の取組を推進しています。
令和4年10月から、市内全ての小学校区単位(10地区)において、「今後の学校のあり方」に関する意見交換や市の附属機関である館山市学校再編調査検討委員会における審議を重ね、令和5年11月には、具体的な学校の統廃合内容を含めた「計画素案」を公表しました。
その後、各地区において「計画素案」に関する意見交換を重ね、令和6年8月には館山市学校再編調査検討委員会から答申を受け、それらを踏まえ再編計画(案)を策定しました。
現在は、再編計画(案)に対し、より広く市民の皆様から意見を募ることを目的に、以下のとおりパブリックコメントを実施しています。
■パブリックコメント
期間:10/7(月)~11/4(月・休)必着
対象:市民及び市内小中学校に在籍する児童生徒の保護者
提出方法:
(1)パソコン・スマートフォン…申込みフォームで提出。
(2)持参・郵送・FAX…意見提出様式に記入の上、FAX提出先に提出。
公表場所:計画書(案)及び意見提出様式は、下記の場所に設置・公開しています。
・市役所本館ロビー
・図書館
・コミュニティセンター
・各地区公民館
・菜の花ホール
・豊津ホール
・市ホームページ
提出先・問合せ:教育総務課
〒294-8601 北条1145-1
【電話】28-4377【FAX】23-3115【E-mail】kyousoumu@city.tateyama.chiba.jp
■中学校の再編計画
館山中学校新校舎の施設規模で、教室数が不足しない時期に、房南中と第一中を順次統合する計画です。
令和20年度においても、標準規模の学級数を維持できる見込みです。
■小学校の再編計画
第一中学校区の新学校については、令和12年度に、令和14年度以降の学校のあり方を再検討します。
・児童の人間関係の継続性を最優先に考え、第一中の統合前に第一中学校区以外の小学校との再編は行わない計画です。
・児童が在学中に2回の学校再編を経験しないよう、最低6年間以上の期間を確保するため、船形小・那古小の再編時期は令和8年度とする計画です。
令和7年度に、館山中の移転や認定こども園OURS館山の開園が予定されており、令和7~8年度において周辺道路環境の安全対策や必要となる学校施設の改修などを実施します。
館山小は老朽化が著しいため、令和7~8年度に大規模改修工事を行います。
▽不登校・発達支援機能に関する施設活用 豊房小校舎活用
令和7~8年度において「教育支援センター」や「マザーズホーム」などの機能移転や、国が推進する「学びの多様化学校※2」の設置について検討します。
市内全域を学区とし、スクールバス等による通学支援を実施します。
・令和10年度以降
房南中移転後、房南こども園を施設内に移転。→こども園併設型の小規模特認校へ
・分校について
令和9年度の分校児童数など、市と神余地区で合意した存続基準に基づき、令和10年度以降の分校存続を判断します。
(存続基準・全校児童36人以上など)
■用語解説
▽「小規模特認校」とは(※1)
少人数教育のメリット(児童に対するきめ細やかな指導、地域資源を活かした機動力のある体験学習など)や、恵まれた自然環境下での教育活動を望む児童・保護者の選択肢を確保します。
▽「学びの多様化学校」とは(※2)
~誰一人取り残されない学びの保障に向けた不登校対策~
不登校児童生徒の実態に配慮した特別の教育課程を編成して教育を実施する学校で、国(文部科学省)の指定に基づき設置されます。
(令和5年4月/全国24校)
廃校など学校設備をそのまま活用する「学校型」、小・中学校を本校とし、一部の学級のみを指定する「分教室型」・「分校型」など、多様な設置形態があります。
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