◆応援する私も元気と笑顔をもらってる
大会に参加したランナーが評価を投稿する「RUNNET」では、館山若潮マラソンの「スタッフ、ボランティア」の項目は5段階中4.5と特に高い評価を得ています。
ランナーからのコメントでも、沿道の声援やスポーツボランティアによるエイドステーション(給水所)に加え、「私設エイド」が話題になっています。
今回取材したのは、フルマラソンの約33km地点にあたる自宅前で長年ランナーを迎えている、安西興盛(おきもり)さんたち安西家と友人の皆さん。アップダウンが激しく身体も冷えやすい難所を乗り越えたランナーたちをおにぎりや梅干、温かい飲み物で出迎えます。
若潮マラソン大会に「フルマラソンの部」ができた第6回大会(1986年)の前に開催した試走会の時に、友人からの依頼で安西さんのご両親が給水所を始めたそうです。以降、大会が中止やオンライン開催になった年を除き、毎年給水所を用意して応援を続けています。
「おにぎりは2升のお米を4回炊き、総出で用意しました。『今年も来たよ』『ここが楽しみで参加しました』なんてランナーの皆さんから声をかけられると、来年に向けてまた頑張らなきゃと元気をもらいます。」と話す安西さん。
沿道の市民の皆さんやボランティアの皆さんからの応援は、ランナーの皆さんの力となり心に残る思い出となっています。
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