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自治体の皆さまへ

域おこし協力隊「カトリサーチ」

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千葉県香取市

■人との交流と香取市の農業
◇独立就農への道のり
独立就農に向け、研修を始めて約1年が経過しました。最初は何も分からなかったものの、年間のスケジュールと作業を体感し、今では能動的に動くことができています。
さて、私の当面の目標は、国からの認定を受けての「独立就農」ですが、独立するまでの課題やハードルの高さに焦りや不安を感じることがあります。先日とある生産者の人とお話した際、心がいっぱいになり、自分の思いをぶつけてしまったのですが、「危機感は大切なことであり、地に足がついて、やるべきことが見えてきた証拠だ」と言ってもらい、余計なネガティブが排除され心が軽くなるのを感じました。
協力隊としての活動を通じて、こうした地域の生産者さんと交流する機会も増え、会話を重ねる中でそれぞれの理念や想いが伝わってきて、多くの刺激とエネルギーをもらっています。農業は自然と向き合うことももちろん大切ですが、実は情報戦でもあるということに最近気付き始めました。香取市は農業が盛んで、生産者同士のつながりが多く、情報交換も盛んに行われています。また、畜産業も盛んであり肥料が高騰する中、堆肥を入手しやすい環境です。販路や物流についても都市部に近い立地など、新規就農者や後発組の戦略として、珍しい作物や新品種に挑戦するなどの機会も生まれやすい環境にあると考えます。農業を始めて間もない私が考えるだけでも、これだけの魅力が出てくるのですから、香取市の農業にはまだまだ可能性がたくさんあるはずです。
思い返してみれば、私もこの道へ進むまで、さまざまなネガティブと戦ってきたなあと。ならばやってやろうじゃないか! はじめて軽トラに揺られた、あの時の感動を忘れずに!

writer:大﨑 拓也
農協の不動産部門での営業職、地元企業での広報職を経てコロナ禍の影響を受け、かねてから興味を持っていた農業の道へ挑戦。独立就農を目指し奮闘中。

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