■息づく発酵のまち佐原
今、全国的に発酵を生かした有機農業や循環型農業が注目されています。野菜や果物の残りかすや家畜のふんなどを発酵させて作る良質な堆肥は、栄養素が豊富に含まれており、土壌の肥沃(ひよく)化や微生物の活性化を促します。
香取市でも地域で発生する有機物を良質な堆肥にし、地域の土に戻す、循環型社会の実現を目指した取り組みがあります。伊能忠次郎商店が醸造するクラフトビールの生産過程で発生するビール粕を金澤バイオ研究所が肥料化。その肥料がザファームの農地に提供され、クラフトビール用のホップを生産します。その後、収穫されたホップを使用し、伊能忠次郎商店がビールを醸造します。循環型のクラフトビール醸造モデルに、乾杯!
NPO法人発酵文化推進機構 特別研究員
中村 正明
問合せ:商工観光課
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