◆災害に強い香取市へ
先日、能登半島に行きました。地震と豪雨で道が谷へ崩落し、あるいは土砂に埋もれ、また未だに電気と水道が復旧していない地域もありました。
香取市に戻り感じたことは、地震や豪雨があっても、道路がなくなり孤立するリスクは、比較的低い地域なのではないかということです。湧水も多く、ポンプを動かす発電機があればさらに安心です。
私は香取市の関係人口を増やすためのイベントを開催し、海水から塩を炊いたり、れんがで組んだ窯でご飯を作ったりしています。燃料となる木や竹は豊富にあり、電気が使えない時にもおいしいご飯を食べることができます。災害に備えつつ、また普段の生活も楽しむことができる香取市はとてもすてきなところです。私はそんな香取市をPRし、多くの人に災害に対応できる暮らしをアドバイスし、電気や水道がなくても楽しく過ごせる体験を提供する仕事がしたいと思いました。そういう職業はまだないので、ライフコンサルティングという名前をつけました。頑張ります。
移住・定住分野隊員 堺夏香(さかいなつか)さん
プロフィール:企業の事業開発部、専業主婦を経て香取市へ。自然と生き、災害に強い生活をつくるライフコンサルタント。
◆香取の魅力を伝えるために
◇隊員になったきっかけは?
10年前から旅番組を受け持ち、各地の取材を重ねるうちに、地方が持つ自然や食の豊かさ、歴史に魅力を感じるようになりました。香取市は、過去に佐原の大祭の様子をテレビ番組で視聴して、とても印象に残った場所だったこともあり、協力隊の募集を知ったとき、ここなら自分の経験も生かせてスローライフな生活もできそうだと思い、移住を決意しました。
◇香取市の好きなところは?
中心地街は適度に商業施設が充実している一方で、少し離れれば田園風景が広がる生活環境が気に入っています。テレビを通して見ていた佐原の大祭を、間近で体感できたのは感動的でした。趣味のサイクリングで利根川流域を走ったり、小野川沿いの江戸情緒漂う町並みを歩いたり、道の駅で地元ならではの特産品をいろいろ購入したりして楽しんでいます。
◇(隊員になってからの)現在の仕事と今後の目標は?
佐原駅前の水郷佐原観光協会に所属しています。主に観光PRに関する仕事を担当し、動画や写真撮影をしながら、香取市を訪れてもらえるきっかけづくりをしています。今後、より動画での情報発信を増やしていきたいです。
◇市民の皆さんへメッセージを!
香取市民として、地域のプラスになるような活動ができたらと思っています。
カメラで撮影している私を見かけましたら、ぜひSNSで発信してほしいアイデアを投げかけてください!
観光プロモーション活性化分野隊員 圓谷一良(つぶらやいちろう)さん
プロフィール:東京都出身。大学卒業後、テレビ番組の制作会社に就職。独立後はフリーランスのディレクターとして、主に情報番組や旅番組に携わる。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>