■電動車いす・シニアカーは「歩行者」です
「電動車いす」とは、電動モーターを原動力とする、大小4つの車輪が付いた車いすのことです。モーターで動くため、自力で操作でき、長時間の移動時などにも使用できます。
「シニアカー」は、スクーターに似たハンドル付きの3輪または4輪の乗り物で「電動カート」とも呼ばれます。高齢者が乗っている、スクーターを少し大きくしたような乗り物のことを言います。主にスーパーや通院などでご利用される方が多く、走行距離は平均約3~4km圏内の移動が主流で、幅広い用途でご利用されています。
両者とも、道路交通法では「歩行者」と同じ扱いとなり、運転免許がなくても操作することができます。歩行者と同じ速度で歩道や横断歩道を通行し、ヘルメットの着用義務はありません。また、免許や届け出の必要もありません。
シニアカーを含む電動車いすは、障害のある方、高齢者の方にとって、介護者に頼らず一人で出かけられる移動寿命の延伸を叶える手段のひとつで、引きこもり防止にも活躍しています。道路や線路を横断する電動車いす、シニアカーを見かけた際は、渡り終えるまで見守るなどのご協力をお願いします。
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