〔令和5年〕第2回 市議会定例会(1)

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■条例の一部改正や補正予算など全議案を可決
6月9日(金)に開会し、22日間の会期で審議が行われていた令和5年第2回市議会定例会は、全議案を原案どおり可決して6月30日(金)に閉会しました。議案は、市長提出議案24件と委員会発議案2件です。主な議案の内容は、次のとおりです。委員会発議案の内容は、議会だよりでお知らせします。

◆専決処分の承認
○市税条例の一部改正
令和5年4月1日から令和7年3月31日までの間に長寿命化に資する大規模修繕工事が実施された一定の要件を満たすマンションについて、固定資産税額を3分の2に減額するわがまち特例を創設するものなどです。

○国民健康保険税条例の一部改正
国民健康保険税の後期高齢者支援金等課税額に係る課税限度額を20万円から22万円に引き上げるものです。また、軽減対象となる世帯の軽減判定所得の算定に係る被保険者など1人につき加算すべき金額を、5軽減対象世帯は28万5千円から29万円に、2割軽減対象世帯は52万円から53万5千円にそれぞれ引き上げるものです。
軽減判定所得以下の場合には、均等割額と平等割額が軽減されます。

○令和5年度一般会計補正予算(第1号)
歳入・歳出にそれぞれ2865万円を追加し、予算総額は169億7835万円となりました。主な事業は、次のとおりです。
・子育て世帯生活支援特別給付金(ひとり親世帯分、ひとり親世帯以外)支給事業
食糧などの物価高騰に直面する低所得の子育て世帯に対し、その実情を踏まえた生活の支援を行うため、児童1人につき5万円の給付金を支給するものです。(ひとり親世帯分…1714万円、ひとり親世帯以外…1151万円)

◆条例の一部改正
○市税条例
令和6年度から国内に住所のある個人に対して課税される森林環境税について、個人住民税均等割と併せて1人年額千円を徴収するものです。
また、道路交通法などの改正により、7月1日から特定小型原動機付自転車に区分される一定の要件を満たす電動キックボードについて、軽自動車税(種別割)として年額2千円を課税するものなどです。

○社会体育施設の設置及び管理に関する条例
令和5年6月30日をもって芝浜プールを廃止するものです。

◆補正予算
○令和5年度一般会計補正予算(第2号)
歳入・歳出にそれぞれ6億804万3千円を追加し、予算総額は175億8639万3千円となりました。主な事業は、次のとおりです。

・財産管理事業
老朽化により危険な状態にある旧市民会館の施設を除却して安全性を確保するとともに、観光地としての景観を改善し、魅力向上を図るものです。(1億130万8千円)

・国際化推進事業
米国マニトワック市との姉妹都市提携30周年を記念して国際交流協会が行うマニトワック市民訪問団受入事業に対して補助するものです。(200万円)

・認定こども園運営事業
通園時における園児の安全管理の徹底を図るため、江見認定こども園、天津小湊認定こども園の通園バスに置き去り防止装置などを設置するものです。(34万1千円)

・新型コロナワクチン予防接種事業
ワクチンの接種期間が令和6年3月末まで延長されたことにより、感染拡大の防止や重症化予防を目的として、引き続き接種を実施するものです。(1億3870万3千円)

・旧江見小学校跡地活用事業
旧江見小学校跡地活用の推進に当たり、鴨川市公民館等再編方針に基づき、江見地区における公民館などの集約・複合化のための集中的な施設整備を図るものです。(2595万7千円)

・社会体育施設維持管理費
老朽化により平成27年度から休止している芝浜プールについて、旧市民会館解体工事に合わせて解体工事を実施するものです。(5075万4千円)

▽電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金活用事業
コロナ禍においてエネルギー・食料品などの物価高騰の影響を受けた方を支援するため、次のとおり、支援金などを支給するものです。

・電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金
低所得世帯を支援するため、住民税非課税世帯に対し、3万円の給付金を支給するものです。(1億4303万6千円)
※詳しくは、本紙4ページをご覧ください。

・肥料等価格高騰重点支援金
農林業者に対し、支援金を交付するものです。(4074万6千円)

・飼料高騰重点支援金
畜産業者に対し、支援金を交付するものです。(1896万円)

・漁業重点支援金
漁業者に対し、支援金を交付するものです。(1231万円)

・中小企業等エネルギー価格高騰対策支援金
中小企業者、個人事業主に対し、支援金を交付するものです。(5791万3千円)
※詳しくは、8月15日号でお知らせします。