「熱中症」は、高温多湿な環境に長くいることで徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもってしまう状態です。屋外にいるときだけでなく、屋内で何もしていないときでも発症するもので、命にかかわることもあります。
また、65歳以上の高齢者や子ども、障害のある方は、熱中症に気付きにくいため、特に注意が必要です。熱中症について正しい知識を身に付け、体調の変化に気を付けるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎ元気に夏を過ごしましょう。
■熱中症の症状を知ろう
◇初期症状
めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、筋肉痛、筋肉のこむら返り など
症状が進むと
◇中等症状
頭痛や嘔吐、倦怠感、判断力の低下、集中力の低下、虚脱感 など
■熱中症が疑われる人を見かけたら?
(1)エアコンが効いている室内や風通しの良い日陰など涼しい場所へ避難
(2)衣服をゆるめ、からだを冷やす(首筋、脇の下、足の付け根など)
(3)水分・塩分、経口補水液(水に食塩とブドウ糖を溶かしたもの)などを補給
応急処置をしても症状が改善されない場合は、医療機関を受診してください。また、水が飲めない、応答がおかしい場合は、ためらわずに救急車を呼んでください。
■市内5カ所に涼みどころ(クーリングシェルター)を開設
市では、熱中症警戒アラートの対象期間である10月23日(水)まで、一時的に暑さをしのげる「涼みどころ(クーリングシェルター)」を設置しています。施設は冷房が効いており、座って休憩をすることができます。暑い時は無理をせず、休憩を取り入れながら行動してください。
問い合わせ:健康推進課
【電話】7093-7111
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