鴨川の素晴らしい夏の夜の思い出
日本の渚100選にも選ばれた前原・横渚海岸で、7月29日に夏の風物詩として定着している「鴨川市民花火大会」が開催されました。花火の爆発音と共に暗闇を彩る色とりどりの光の競演は、まるで星が地上に降りてきたかのようでした。カウントダウンなど、鴨川市内の小学校の子どもたちにも参加をいただき「鴨川の素晴らしい夏の夜の思い出」をつくってくれました。
ところで、翌日は多くの人の協力によって海岸清掃が行われました。私も旧市民会館から魅力体験広場へ向かって清掃を行いました。ごみが多いだろうと思っていましたが、ほとんどごみのない美しい砂浜とプロムナードが広がっていました。表現は適切でないかもしれませんが、この光景は、松尾芭蕉が詠んだ「夏草や 兵どもが 夢の跡」を思い出させました。かつて栄華を誇った平泉が、今はただ夏草が茂る静かな場所になった様子と重なります。昨夜、多くの市民が楽しみ賑やかだった場所が、一夜にして静かな海岸と化した様相は、まさに「夢の跡」のようでした。
それだけ、市民の皆さんのマナーやお店を出した人たちの街を綺麗にしようとする気持ちの現れがあったものと思っています。ありがとうございました。
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