「食中毒」と聞くと夏に発生するイメージがありませんか?食中毒の中でも「ノロウイルス」は、低温・乾燥した環境に強いため、冬に感染が広がりやすい傾向にあります。
ノロウイルスは、ウイルスに汚染された食品を加熱が不十分な状態で食べる「経口感染」が主な感染経路ですが、感染者の糞便や嘔吐物などに含まれるウイルスによって「接触感染」、「飛沫感染」、「空気感染」が起こり、人から人への感染が生じます。
■予防方法を確認して感染を防ぎましょう
ノロウイルスの感染を予防するため、次の点に注意しましょう。
(1)加熱が必要な食品は中までしっかりと火が通るよう加熱する(中心温度85~90℃で90秒以上加熱)
(2)食事前、トイレ後、調理前後は石けんを使ってしっかり手を洗う
(3)調理器具は消毒をして清潔を保つ(塩素系漂白剤による漂白または85℃以上の熱湯で1分以上加熱)
※アルコール消毒はほとんど効果がありません
(4)嘔吐物や糞便を処理する際はウイルスが飛散しないよう注意する(エプロン、マスク、手袋を着用。嘔吐物や拭き取った箇所は乾燥しないうちに0・1%塩素系漂白剤をかけて処理する)
問い合わせ:健康推進課
【電話】7093-7111
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