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■鴨川で、日本航空学園が動き出す
昨年11月に日本航空高等学校・山梨キャンパスを訪問しました。校舎に足を踏み入れた際、通りかかった生徒さんから大きな声で「こんにちは」と丁寧な挨拶をいただきました。さらに、笑顔で案内をしていただいた礼儀正しい態度に、私は深い感動を覚えました。また、梅澤重雄理事長から歓迎の挨拶をいただいた中で「学校は楽しくなくてはならない。そのためには学校というイメージを変えたい。テーマパークのような学校が理想である。教育、航空、スポーツ、芸術。この4つが揃ったテーマパークが日本航空学園である」と、熱く語られたことも非常に印象的でした。
実際に、キャビンアテンダントの英会話の授業、野球やサッカーといったスポーツ活動、和太鼓やダンス、吹奏楽などの芸術活動など、学習やスポーツ、芸術において卓越した取り組みが行われており、素晴らしいと感じました。参観しているあいだ、学校全体がワクワクするような楽しい雰囲に包まれていることが伝わってきました。
さらに驚いたことは、学校内にゴミが1つも見当たらない清潔さでした。教育思想家として知られている小泉信三氏は「教育は単なる知識の伝達ではなく、人格形成を重視すべき」と強調しています。それが日本航空学園であると、私は思いました。梅澤理事長にこの話題をお伝えしたところ、小泉氏の思想をご存じで、同感の意を示していただきました。
鴨川市のキャンパスでは、スポーツと英語、マナーを通して航空従事者の養成教育を行いたい、将来的に「空飛ぶクルマ」の研究もしたいと話しておられました。
このような学校が鴨川市にできることは、とても素晴らしいと感じています。「学校は、地域が創る」、(仮称)日本航空学園・鴨川キャンパスを、末永く、皆さんで育てていきましょう。
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