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部落差別の解消をめざして~和歌山県水平社創立100周年~

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和歌山県 クリエイティブ・コモンズ

同和問題は、日本社会の歴史的発展の過程で形づくられた身分階層構造に基づく差別です。1871年に明治政府は、いわゆる「解放令」を出し、江戸時代までの身分制度を廃止しました。しかし、明治政府は差別を解消する施策を実施せず、差別は残されたままでした。このため、差別撤廃を求めて、被差別部落の人たちが立ち上がり、1922年3月3日に全国水平社が創立されました。その動きは全国に広がり、翌1923年5月17日には、和歌山県水平社が創立されました。
今年は、和歌山県水平社が創立されてから100年を迎えます。県においても同和問題の解決に向け取り組んできた結果、多くの分野でさまざまな成果を上げるなど同和問題は解決に向かっていますが、依然として許し難い差別発言やインターネット上への差別書き込みが発生するなど、部落差別は現実の問題として残されています。
このことから、県では、2020年に「和歌山県部落差別の解消の推進に関する条例」を施行し、県民の皆さんとともに部落差別のない社会の実現をめざし取り組んでいるところです。
部落差別は基本的人権の侵害であり、決して許されない行為です。私たち一人ひとりが同和問題を正しく理解し、他人事ではなく自分自身の問題として捉え、差別や偏見のない豊かで明るい社会を築いていきましょう。

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