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自治体の皆さまへ

県政最前線(1) 備えよう、災害から大切な命を守るために

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和歌山県 クリエイティブ・コモンズ

自然災害は、ときに突如として発生し、人の生命、財産を一瞬のうちに奪っていきます。
9月は「防災月間」です。今一度、ご自身の防災対策を見直し、災害に備えましょう。

今年6月、梅雨前線による大雨により、県内で死者・行方不明者3名、住家被害約3,000棟という甚大な被害が発生し、交通インフラや農林水産業にも大きな影響を及ぼしました。
また、巨大地震の震源域とされる南海トラフ沿いに位置する本県では、今後数十年以内にマグニチュード8〜9クラスの大規模な地震が発生すると予想されています。
県民の皆さんの生命・身体と財産を守るため、県では、防災情報の発信や啓発事業に取り組むほか、住宅の耐震化や家具の固定に関する支援を行うとともに、県の災害対応力の強化を図っています。

■命を守るために 早めの避難行動を心がける
◆風水害の場合
気象情報や市町村が発令する避難情報に注意し、適切な避難行動を取りましょう。避難情報が出ていなくても、早めの避難準備や、危険を感じたら自主避難することが重要です。

▽身を守るポイント
(1)普段からの心構え
・お住まいの地域の洪水浸水想定図や土砂災害警戒区域を確認
わかやま土砂災害マップのページへリンク
本紙を参照ください
(2)雨が降り始めたら
・雨量の情報や土砂災害警戒情報に注意
(3)豪雨になる前に
・大雨時(特に線状降水帯発生時)や土砂災害警戒情報が発表されたときは早めに避難
・夜間に大雨が予想されるときは暗くなる前に避難
(4)屋外への避難が困難な場合
・緊急時は、無理な移動はせず、早急に建物の上階などへ垂直避難
・土砂災害が懸念される場所では、できるだけ斜面側から離れ、より高い所に避難

▽線状降水帯とは
線状に伸びる強い降水をともなう雨域で、次々と発生する発達した積乱雲群が数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または留まることで作り出されます。
線状降水帯が発生すると、危険度が急激に高まります。厳重に警戒し、早めの避難行動につなげましょう。

▽線状降水帯の代表的な発生メカニズムの模式図
本紙を参照ください

◆地震・津波の場合
屋内で地震に遭った際は、慌てて外に出ず、まず、身を守る行動を取りましょう。揺れが収まったら、より安全な避難場所をめざして避難してください。

▽津波避難3原則
(1)想定にとらわれない
(2)最善を尽くせ
(3)率先避難者になれ

▽繰り返し起きる「南海トラフの地震」
約90〜150年周期で津波を伴う地震が発生、
30年以内のマグニチュード8~9クラスの地震発生確率 70〜80%

▽避難場所を確認
県では、避難場所ごとに地震・津波や風水害に対応した安全レベルを設定しています。予めどこに避難するかを確認しておくことがスムーズな避難につながります。
・避難場所の安全レベルを確認!
・地震・津波浸水想定を確認!
本紙を参照ください

問い合わせ:
危機管理・消防課【電話】073-441-2260
防災企画課【電話】073-441-2271
災害対策課【電話】073-441-2262
(3課共通)【FAX】073-422-7652

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