令和6年度当初予算は、すべての県民が希望をもって生き生きと暮らせる「ウェルビーイング」な和歌山県の実現に向け、既存事業を見直すとともに、5つの重点施策に対して予算を重点的に配分しました。
昨年2月に発出した「財政危機警報」を踏まえ、予算を賢くやりくりすることで持続可能な財政運営に努めます。
■予算規模
6,280億円(対前年度+142億円)
■歳出のポイント
・社会保障関係経費の増加に加え、人件費や県債を返済する公債費などの義務的経費が増加
・新型コロナウイルス感染症対策経費が減少する一方で、令和5年度の台風等に伴う災害復旧事業費が増加
・コスモパーク加太関連の特殊要因231億円を除くと6,049億円(過去3番目の規模)
■歳入のポイント
・県税収入は減少する見込みである一方、地方交付税は増加する見込みであり、一般財源総額は令和5年度と同水準
・新型コロナウイルス感染症対策関連の国庫支出金が減少
・災害復旧事業等に対する県債(県の借金)が増加
・コスモパーク加太関連経費は全額基金から繰入れ
■財政収支の見通し
社会保障関係経費に加え、義務的経費である人件費・公債費は、今後、大幅な増加が見込まれています。また、物価・金利・賃金も上振れが想定されることなどから、令和8年度以降の財政収支は悪化する見通しです。県財政の持続可能性を確保するため、事業の見直しや財源の確保などを進めてまいります。
■5つの重点施策
1.共働き・共育て・こどもまんなか社会の推進
2.成長産業の創出
3.農林水産業、観光産業をはじめとする地域産業の強化
4.人口減少下におけるまちづくり
5.安全・安心で心豊かに暮らせる社会づくり
問い合わせ:財政課
【電話】073-441-2160【FAX】073-422-8384
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