世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」は、保全に携わる方、地元のこども達にその魅力や価値を伝え次世代に継承する方、来訪者を温かく迎え「おもてなし」をする方など、資産に関わるたくさんの方々の長きにわたる支えにより、本年で登録20周年を迎えるに至りました。
県では、20周年を契機とした各種施策により、本遺産の魅力を広く発信し多くの来訪者に感動や楽しみを提供するとともに、次世代へ確実に引き継いでいくための取組を進めています。
■国内外で高い評価を受ける「紀伊山地の霊場と参詣道」
・JAPAN TRAVEL AWARDS(国内観光地のコンテスト) 2023年
「熊野古道(一般社団法人田辺市熊野ツーリズムビューロー)」がサスティナブル部門賞を受賞
・ロンリープラネット(海外の旅行ガイドブック) 2021年
「Best in Travel 2021」のサスティナビリティー部門(読者投票)に「和歌山」が世界で唯一選出
・ロンリープラネット 2020年
「ULTIMATE TRAVEL LIST」“世界の訪れるべき観光地トップ500”で「熊野古道」が第83位、「高野山」が第113位
・Gaijin Pot(在日外国人向け情報サイト) 2019年
“2020年外国人が訪れるべき日本の観光地ランキング”で「熊野地方」が全国第1位
・Airbnb(海外の宿泊・体験情報サイト) 2018年
“2019年に訪れるべき19の観光地”で「和歌山県」が日本で唯一選出
■世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」とは
紀伊山地は、神話の時代から神々が鎮まる特別な地域として考えられていました。豊かな自然に根ざし育(はぐく)まれたさまざまな信仰を背景とし、「熊野三山」「高野山」「吉野・大峯」という、起源や内容の異なる三つの霊場やこれらを結ぶ参詣道が形づくられ、日本の宗教・文化の発展と交流に大きな影響を及ぼしました。
この三つの霊場および参詣道と周囲を取り巻く「文化的景観」が、世界でも類をみない資産「紀伊山地の霊場と参詣道」として、2004年7月7日に世界遺産に登録されました。
■追加登録に向けて
2016年10月24日に新たに22地点の追加登録が行われ、世界遺産地域が拡大されました。県では、紀伊路など未登録の資産について、市町と連携し地域の理解を得ながら国指定の史跡を増やす取組や世界遺産の追加登録に向けた検討を進めています。
問い合わせ:
観光振興課【電話】073-441-2424【FAX】073-432-8313
観光交流課【電話】073-441-2785【FAX】073-427-1523
文化遺産課【電話】073-441-3740【FAX】073-441-3732
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