町長メッセージ 町民のみなさまへ

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今回の台風2号の影響による豪雨災害により、亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げますとともに、そのご家族や被災された方々に、心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。
また、消防団の皆さまをはじめ、自治区・町内会の役員の皆さま、ならびに関係機関の皆さまには、災害対応に際して絶大なるご支援、ご協力を賜りましたこと、心より厚くお礼申し上げます。
6月2日(金)午前11時35分頃、かつらぎ町に「土砂災害警戒情報」が発表され、それを受けて本町では、直ぐに「災害対策本部」を立ち上げるとともに、緊急指定避難所4カ所、福祉避難所1カ所、発熱者用避難所1カ所の、計6カ所の避難所を開設しました。なお、各自主防災組織による、自主運営避難所も複数箇所開設していただいており、あらためて関係者に感謝申し上げます。
今回の災害で1人の死者と1人の負傷者が出ております。東渋田地内で復旧作業をしていて土砂崩れに巻き込まれ、60歳代の男性1人がお亡くなりになりました。また、紀北分院東側の町道が突然陥没し、自動車が転落する事故で女性1人が負傷されました。事故現場には隣接する河川の濁流が流れ込んでおり、車内に水が入ってくる中、奇跡的に自力で脱出できましたが一つ間違えば命を落としており、道路管理者として責任を痛感しています。
被害状況は、6月14日現在で、一般家庭・企業併せて、家屋損壊が1件、床上浸水が30件、床下浸水が94件、自動車の水没が4件、家財被害が20件、その他土砂堆積や家屋の一部損傷などが20件、合計で169件となっております。なお、農地や農林道などへの被害状況は、現在も調査中となっており早期の把握に努めます。
また、町では初めてとなるボランティアセンターを設置し、災害支援物資や災害ボランティアの受け入れを行っております。ありがたいことに多くの義援金や災害支援物資、またボランティアの参加をいただいており、ご支援いただきました皆さまには、心より感謝申し上げます。

かつらぎ町長　中阪雅則