文字サイズ
自治体の皆さまへ

町長メッセージ 町民のみなさまへ

1/32

和歌山県かつらぎ町

連日危険な暑さとなった7月は、全国の平均気温がこの100年余りで最も高くなりました。気象庁は8月以降もこの暑さが続くと予想しており、熱中症への対策を徹底するように呼びかけています。かつらぎ町でも防災ラジオなどで住民の皆さまに注意喚起を行っております。
7月24日から30日までの1週間で、全国では約1万1千人もの人が熱中症で救急搬送されたそうです。まさに熱中症はケガや病気と同様だということです。
私の父は今年87歳、母は83歳になりますが、エアコンの風が嫌いという理由で、夏場を扇風機で過ごそうとします。室温が30℃を超えると熱中症になる危険性があることを説明しましたが、老化により体感温度が鈍ってきているのか、なかなかピンとこないようです。
高齢になると自律神経の働きから、実際の室温と体感温度に差があることを説明し、室温計の温度を確認して、30℃を超えたら絶対にエアコンをつけるようにお願いしました。
先日のこと、エアコンをつけているか確認に行くと、なんと部屋が暑くて居られない程の温度になっていました。父が「今日はエアコンが効かない。どうもエアコンが壊れたようだ。」と言いながら、扇風機をかけていました。私はびっくりしてエアコンのリモコンを確認すると、温度設定こそ26℃になっていましたが、暖房運転になっていました。慌てて冷房運転に切り替えたので事なきを得ましたが、リモコン操作を間違うと命取りになるということを体験し、冷や汗が出ました。
人は加齢とともに記憶力や機器類の操作などが鈍ってきますが、それを補うのが繰り返し「確認」を行うことだと思います。特に高齢世帯ではガスなどの火元確認や、エアコンの操作確認など、操作が正しくできているかを確認することで「大難を小難に」「小難を無難に」できると思います。
しばらくは暑い日が続きます。気をつけて毎日を安全に快適に過ごしましょう。

かつらぎ町長 中阪雅則

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU