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自治体の皆さまへ

町長メッセージ 町民のみなさまへ

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和歌山県かつらぎ町

元旦に発生した「令和6年能登半島地震」では、多くの自治体で甚大な被害が出ています。改めて、お亡くなりになった方々とその遺族の皆さまに、謹んでお悔やみを申し上げると共に、被災した皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。また、一日も早い復旧・復興をお祈りします。
最近、スーパーマーケットなどのレジが「セルフレジ」となってきました。自動車の自動運転も始まりました。この様にAI(人工知能)やICT(情報通信技術)の進歩は、私たちの生活のさまざまな分野で無人化や自動化を進めています。特に新型コロナウイルス感染症によって、この進歩は加速しました。
パーソル総合研究所の予測によると、2030年には、7,073万人の労働需要に対し、6,429万人の労働供給しか見込めず、644万人の人手不足となることが分かっています。さらに、644万人のうち400万人が、飲食店などのサービス業で、他業種に比べて突出しています。この傾向は、既に地方に顕著に表れており、本町でも閉店する飲食店が出てきました。
この様な状況に陥っているのは、日本の人口減少問題(少子化問題)が引き起こしています。人口減少問題は、社会生活に大きな影響があり、特に地方のまちでは生活しにくい状況を作り出します。このことを住民の皆さまと情報共有しなければならないと思っています。
今年、かつらぎ町で二十歳を迎えた方は145人です。一方、昨年一年間に生まれた子どもの数は59人でした。この20年間で出生数は半分以下となり、このままいくと、20年後はさらに半分以下になってしまうと思います。
このことからも、人出不足対策は、少子化対策や移住・定住対策に加え、本町にとっても喫緊の課題となってきました。総合的に見れば、若い世代が住みやすい、賑わいのあるまちづくりが最優先で取り組むべき課題だと思います。

かつらぎ町長 中阪雅則

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