「お滝さん」の話

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生馬地区に通称「お滝さん」と呼ばれている場所があります。生馬公民館の前の橋を渡り、下谷川上流1.4kmの地点に位置します。
小さなお堂(8畳ほど)の中に二体の不動明王があり「上富田町歴史地図」によりますと、両方とも月波不動明王という名前で祀られています。
そのお堂の横に小さな滝が流れていますが、大雨で水量が増えた時だけ滝らしくなるようです。今は細いパイプをつけて、水を流していました。
このお滝さんは『生馬郷土誌・小学校百年史』の中に由緒として「蛇喰城(じゃばみじょう)主山本権之丞の守護神と伝えられる」と書かれていましたが、今では誰も知らないようです。
お滝さんは整備されていて、特に桜やつつじ、紅葉の季節はとても綺麗です。また、眼病に霊験があるそうですよ。
(大谷)
※「月波」は本来「月次」であるべきところ、次を波と間違えて今日に至ったと思われます。