学校紹介

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■「最高の体育祭」
上富田中学校

令和五年度から体育祭が春開催になりました。
コロナが五類に下がり、保護者の人数制限をすることなく行ったので、たくさんの保護者の方、地域の方に見ていただくことが出来ました。
最高の体育祭にするために三年生が高い壁を乗り越えた努力を紹介します。
一つ目の壁は、実行委員のダンスを考える期間がないことです。秋開催時は、夏休み中にダンスの曲を決め、振り付けを考えていました。五月開催に間に合わせるためには、前年度からダンスを考えないと間に合わないのです。
二つ目の壁は、ダンスの曲と振り付けをどうするかです。今までは、色別で曲と振り付けを考えていたので、色ごとに曲と振り付けが違いました。三年生は、クラスごとに色を決めます。二年時のクラスでダンスを決めると、三年時のクラスでは、踊ることが出来ないのです。それは、クラス分けで、クラスのメンバーが変わるからなのです。
この二つの壁は、三年生にとって、とてもとても高いものでした。
開催成功に向け、まず三年生が行ったのは、二年時に企画委員会を立ち上げ、いろいろな案を出し合いました。長い時間話合い出した答えは、ダンスの曲も振り付けも同じにするというものでした。
決定後は、三年生全員が実行委員になり、一、二年生に一生懸命ダンスを教えました。
体育祭当日、かけ声など工夫し、各色が全力で踊り、歓声と拍手のうずが青い空いっぱいに広がりました。とてもすばらしかったです。
しかし、今年の体育祭は、これだけでは終わりません。閉会式前、結果発表の審査を待つ時間に体育の先生が、ダンスの曲を流したのです。
すると、三年生だけでなく、全生徒がテントを飛び出し、踊り始めました。今までの体育祭では、絶対にありえない光景です。
上中初の春の体育祭、三年生が努力した分、新しい形が生まれたような気がします。
青い空の下、全生徒が最高の笑顔で踊り、キラキラ輝く姿がその後も続きました。