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ふるさと文化財巡りその29 中山峠(なかやまとうげ)の戸板(といた)

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和歌山県印南町

町指定:平成3年5月30日

中山王子社前から、古くは皇族も含む貴族や庶民が行き交いしていた榎峠を経て坂道を下って約1kmの古道沿いに、江戸時代後期の文政十年(1827)から明治十九年(1886)までの間に庶民が書いた落書が描かれている戸板が1枚残されています。この戸板は桑原清司氏の旧宅の廃屋(納屋)にあり、桑原氏はかつて茶屋を営んでいたようで、戸板には往来する旅人たちで賑わっていた様子が伺えます。当時の庶民の参詣の様子を知ることができる資料が残されていることは、大変珍しく貴重であり、中山谷が熊野参詣道であったことの何よりも確かな証でもあります。

問合せ:教育委員会教育課
【電話】42-1700

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