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自治体の皆さまへ

町長メッセージ

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和歌山県印南町

■検診の大切さ
印南町長 日裏 勝己(ひうらかつみ)

先月の11月号でも紹介させていただきましたが、今から170年前の1854年(安政元年)に発生した「安政南海地震」の津波をもとに、11月5日に「世界津波の日」が制定されました。印南町では、その日に合わせ11月4日に「印南町地震・津波防災訓練」を執り行い、多くの皆さまにご参加いただきました。参加いただいた皆さまをはじめ、ご協力いただいた多くの関係機関、関係者の皆さまに心より感謝と御礼を申し上げます。
先般、造成工事が進んでいます統合中学校建設の勉強会として、印南町議会議員の皆さまと岩手県釜石市と大船渡市を視察してまいりました。大船渡市は、東北地震津波で全壊したことから高台に移転し、防災と避難施設を兼ね備えている赤崎小学校と、東朋(とうほう)中学校の視察であります。体育館に避難所としての機能を持たせているのが特徴で、救援物資を積んだトラックが横付けできる機能が印象的でした。
釜石市の視察で心に残ったのは、鵜住居(うのすまい)町につくられた慰霊碑で、1,000人を超える犠牲者の芳名版が設置されています。ガイドさんによると、行方不明者の内で何名かの方は、この芳名版には記されていないということであります。「どこかで生きているかもしれない」と家族が受け入れを拒むその苦しみは如何ばかりか、想像を絶するものでありました。「命の大切さ」は承知しているつもりですが、改めて「一人の犠牲者も出さない・出させない」取り組みの大切さを実感致しました。
私事ですが、毎年かかりつけのクリニックで胃カメラと、1~2年おきに大腸カメラによる検診を行っています。胃カメラは今年の9月に受けた際、ポリープが発見されました。幸い、「良性のポリープ」であったことから、特に急いで取り除く必要はないと先生から言っていただき、ホッと一安心したところであります。その後、早速内視鏡により切除をしてもらい、検体検査の結果も「問題なし」のお墨付きをいただきました。
見つけていただいたクリニック・先生に心より感謝するとともに、検診の大切さを身にしみて感じたところです。ぜひ皆さんも検診を受けていただきたいと思っています。
今年も余すところ1ヶ月となりました。なんとなく慌ただしさを感じるところでありますが、何事においても事故の無いよう、緊張感をもって過ごさねばと思っています。
この1年「広報いなみ」をご愛読いただき誠にありがとうございました。

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