■9月10日~9月16日は自殺予防週間です。
全国の自殺者数は、減少傾向にありましたが、令和2年から増加しており、令和4年は21,252人となっています。和歌山県では、令和4年は176人でした。(厚生労働省人口動態統計による)
自殺の要因はひとつではなく、その多くが社会構造・経済的要因など、複雑な問題が関係した心理的に追い込まれた末の死であるといわれています。
自殺対策の重要性の理解と関心を深めていただくために、9月10日から16日までを自殺予防週間とされています。(自殺対策基本法より)
自殺対策は、生きることの包括的支援です。「心の健康やいのちの大切さ」を改めて考えてみましょう。
~誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して~
■精神保健福祉センターの相談窓口
ひとりで悩まず少し勇気を出して相談してみませんか
▽わかちあいの会和歌山「うめの花」
・「うめの花」交流会
対象:大切な人を自死で失った方
・「グリーフワーク」交流会
対象:大切な人をご病気や事故などで亡くされた方
・自死遺族相談(個別相談)
対象:大切な人を自死で失った方
場所:和歌山県精神保健福祉センター
交流会(初回のみ要予約)、自死遺族相談(要予約)
相談無料
▽生きる支援相談窓口一覧
つらいとき、悩みを抱えたとき、どうしてよいかわからなくなったとき、困っているときに相談できる専門機関の一覧
※詳しくは本紙をご覧ください。
▽はあとライン電話相談
対象:生きづらさを感じられている方、大切なひとを自死で失った方、依存症、嗜癖(しへき)などでお悩みの方やその家族
【電話】0570-064-556
※24時間(365日対応)
▽薬物依存当事者と家族の個別相談
対象:薬物依存症、覚せい剤、危険ドラッグ、処方薬などにお悩みの方やその家族
場所:和歌山県精神保健福祉センター
※要予約、相談無料
▽ギャンブル問題 相談
対象:ギャンブルに関する問題にお悩みの方やその家族
場所:和歌山県精神保健福祉センター
※要予約、相談無料
お問合せ・お申込み先:和歌山県自殺対策推進センター
和歌山市手平2丁目1-2 県民交流プラザ和歌山ビッグ愛2階
【電話】073-435-5194
【FAX】073-435-5193
■ゲートキーパーの役割
まわりで悩んでいる人に気づき、声をかけ、話を聞いて、必要な支援につなげ、見守る人のことを『ゲートキーパー』と呼びます。
一人一人がそれぞれの立場で『ゲートキーパー』の役割を担うことが重要です。
▽気づき
家族や仲間の変化に気づいて、声をかける
家族や仲間の様子が“いつもと違う”とき…
サイン:眠れない、食欲がない、口数が少なくなったなど
まずは『声かけ』が重要です。
▽傾聴
本人の気持ちを尊重し、耳を傾ける
悩みを話してくれたらまずはしっかりと悩みに耳を傾けましょう。本人の気持ちを尊重し『そうだったんだ』と共感した上で、相手を大切に思う自分の気持ちを伝えましょう。
▽つなぎ
早めに専門家に相談するよう促す
こころの病気や社会的な問題を抱えているようであれば、専門家への相談につなぎ、本人の気持ちを理解してくれる人と連絡を取りましょう。
▽見守り
温かく寄り添いながら、じっくりと見守る
身体やこころの健康状態について自然な雰囲気で声をかけて優しく寄り添いながら見守り、必要があれば、専門家に相談しましょう。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>