謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
昨年は、町行政に多大なるご理解とご協力をいただき、誠にありがとうございました。
本年もよろしくお願いいたします。
町長、議会議長、教育長から、新年のご挨拶を申し上げます。
■町長 日裏 勝己
新年あけましておめでとうございます。
皆さまには、新春を健やかにお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。昨年は町行政の推進にご理解ご協力賜り、誠にありがとうございました。
振り返りますと、まず、はじめに私事ですが、昨年2月執行の町長選挙におきまして、多くの皆さまからご支持・ご支援をいただき、4期目の当選をさせていただきました。心より感謝と御礼を申し上げますとともに、その責任の重さをひしひしと感じているところであります。
元日に能登半島を襲った地震は、多くの犠牲者を出し多くの家屋や施設に甚大な被害をもたらし、9月には集中豪雨により、さらに追い打ちをかける被害に見舞われたところです。国をあげた復旧・復興が続いていますが、なかなか元の状態には戻れません。今の地球環境からすれば、いつどこでこの様な災害が起きても不思議ではありません。まさに我が事であります。また、8月8日に発生した日向灘の地震は、宮崎県日南市で震度6弱を観測したほか、津波も発生しました。気象庁は、発生から2時間30分後、初の「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」を発表しました。「想定震源域の人々に対して避難指示を出すほどのものではないが、一週間は防災対応をとるよう呼びかけるもので、必ず発生するものではない」と微妙な言い回しでもありました。結果的には発生もなく安堵したところでありますが、「水、米」が一瞬にして店頭から消えたことも目の当たりにしました。南海トラフでマグニチュード8~9クラスの地震発生確率は、30年以内に70~80%とされていますが、現実味を帯びてきた気がします。さらに緊張感をもって取り組まねばと身の引き締まる思いであります。
さて、12月に入っても暖かい日が続きましたが、気温の上昇も見逃すことができません。昨年は体温を上回る気温も何度かありましたが、そういったことも珍しくなくなってきました。地球温暖化が影響しているとのことですが、食い止めることはできないのか、一人ひとりがもっと関心を持ち対策をとっていかなければ大変なことになってしまう、と思っています。
明るい話題として、12月7日に国道42号新宮紀宝道路2.4km間が完成し、開通式に参加させていただきました。和歌山県と三重県境を流れる熊野川に架かる「熊野川河口大橋」の完成は、紀伊半島一周高速道路完成に大きく近づくものと思っています。
新しい年を迎え、心新たに「希望あふれるまちづくり」を推し進めてまいります。引き続き、皆さま方のご理解ご協力を心よりお願い申し上げます。
本年が皆さま方にとりまして幸多き良き年でありますことをご祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
■議会議長 堀口 晴生
新年あけましておめでとうございます。
令和7年の年頭にあたり、印南町議会を代表しまして、謹んで新春のご挨拶を申し上げます。また町民の皆さまには日ごろの議会活動に対し、ご理解とご協力を賜りますこと深くお礼申し上げます。
さて、昨年は正月早々から能登半島で地震が起き、多くの石川県民の命が失われ復興の道半ばにある中、さらに追い打ちをかけるように9月には集中豪雨に襲われるという2重被災を受け、またしても多くの尊い命が失われました。
半島が故に復興の遅れが指摘されるなど地形による脆弱性も浮き彫りにもなってまいりました。私たち和歌山県、印南町も同じ半島の中にあり、更なる国土強靭化の中で災害に強いまちづくりの必要性を痛感させられました。
また昨年の衆議院選挙におきましては、政権与党が過半数割れを起こすなど不安定な政局運営が予想されます。このことからも、「一寸先は闇!」先を見据えた地方行政の運営に英知を結集し、住民の皆さまの声を議会活動の礎とし、町の課題解決に取り組んでまいりたいと思いますので引き続きご協力お願い申し上げます。
なお、本年は我々議会にとりましても、夏には任期満了に伴う改選が行われ、皆さまの審判を受ける大きな節目の年でもあります。
議員一同、心新たに気持ちを引き締め住民の皆さまの代表としての役割と重責を自覚し、住みよいまちづくりを目指して全力を尽くしてまいりますので、今後とも一層のご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。
結びに、皆さまのご健康とご多幸を心から祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
■教育長 平尾 潔司
新年あけましておめでとうございます。
昨年は、「バイオリン~癒しと愛の二重奏~」、「まめダムマラソン」など、社会教育行事に町民の皆さまの参加・鑑賞を頂きましたこと、また、青少年の健全育成、園や学校への支援、登下校の見守りなど、多くの皆さま方にご協力を賜りありがとうございました。皆さま方のご支援・ご協力により、下支えとなる意欲なども高まり、全国学力学習状況調査においても、小・中学校ともに良好な状態を維持しています。また、昨年4月より保護者負担の軽減・子育て支援事業として、小・中学校給食費無償化を実施いたしました。
印南町立統合中学校事業については、「子ども達にとってより良い教育環境」という視点で統合に向けた取組を進めています。現在、造成工事は順調に進められており、並行しながら統合中学校基本設計・実施設計へと取り組んでまいります。これまで、小・中学校施設一体型の奈良県吉野町の学校や和歌山市立伏虎義務教育学校、地域の避難場所と一体となった岩手県大船渡市の先進校視察を行ってきました。引き続き、庁内のプロジェクトチームや町統合委員会、町議会、保護者、教職員の皆さま方にご意見をいただきながら、印南町の未来を担う子どもたちの豊かな学び舎と防災避難場所としての視点を取り入れた校舎や校名、校歌、通学方法・通学路の整備、制服などを決定して参ります。今後とも保護者の皆さま、町民の皆さま方には、印南町の教育がより一層発展するようにご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
今年も、「豊かな心・自立心を育む子育て・教育の郷」、「住みたい・住み続けたいと感じられる魅力あふれる郷」を基本方針として、家庭教育、幼児教育、学校教育、社会教育の各種施策を推進して参ります。
結びに、町民の皆さま方のご健康とご多幸を心から祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
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