■輝かしい未来に乾杯
印南町長 日裏 勝己(ひうらかつみ)
今年の年末年始の休暇は9日間あり、私を含め職員もゆっくりできたことと思いますが、日直をはじめ、行事や公務に携わってくれた職員にあってはご苦労様でした。元旦は毎年恒例になっている真妻山登山に参加してきました。登山コースはいくつかあり、私は一番負担の少ない日高川町からのコースで、車で行けるところまで登り、そこから休み休みで45分程度で山頂に到着出来ました。今年も天候に恵まれ、果無山脈稜線から昇るご来光は、何度見ても感動します。昨年は日本各地で大きな災害が発生しましたが、今年はどうか平穏であってほしいと、手を合わせ願ったところです。また、山頂でふるまわれた雑煮を格別おいしくいただきました。
毎年恒例の「令和7年印南町消防団訓練始め式」は1月5日に行われました。幸い穏やかな天気に恵まれ、多くのご来賓の皆さまのご臨席を頂き、岡本団長以下202名の団員による一致団結した行動や、30台の消防車両が並んだ光景に頼もしさを感じたところです。昨年は2件の家屋火災が発生しましたが、火災をはじめ、いつ発生してもおかしくない「南海トラフ地震・津波」や、異常気象による「大型台風・線状降水帯」などの災害から住民を守る要として、大いに期待をしているところであります。団員の皆さまにおかれましては、普段は本業の仕事を持ちながらも、「自らの地域は自らが守る」という強い思いで活躍を頂いており、ご家族のご理解にも心より感謝と御礼を申し上げます。
1月12日には「印南町二十歳の成人式」が行われました。週間天気予報では傘のマークも出ていましたが、当日は雨の心配もなく、対象者81名のうち66名が参加され、無事終了する事が出来ました。成人を迎えられた皆さま、また、今日まで深い愛情をもって立派に育てられたご家族の皆さまに心よりお慶びを申し上げます。開催に当たっては、実行委員会の皆さまをはじめお世話いただいた多くの皆さまに心より感謝と御礼を申し上げます。式典では成人を代表して、稲田一天(かずたか)さんと、湯川陽菜(ひな)さんから誓いの言葉の朗読があり、育ててくれたことへの感謝と、将来に向かって突き進んでいく意気込みが語られました。ちょうど新型コロナウイルスのまん延の中、中学校の卒業式や高等学校の入学式が通常どおり出来なかったこと、高校生活も思うように青春することが出来なかったなども語られました。和歌山県では「二十歳を迎えた成人」は8,244名で、8年連続して減少しているとのことです。人口減少の波は収まるところを知りませんが、印南町発展のためにも、ふるさと印南町に誇りと愛着を持ち、若い力でまちづくりに積極的に参加していただきたいと思っています。
輝かしい未来に幸多きことを心よりお祈りいたします。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>