文字サイズ
自治体の皆さまへ

【防災特集】台風シーズン到来 大雨の前にできること

1/24

和歌山県和歌山市

■学ぶ
◆大雨をもたらす「線状降水帯」
湿った空気によって次々と発生した積乱雲が、上空の風に流されることで線の形に連なります。長さは50〜300‌km程度、幅は20〜50‌km程度。数時間にわたって、ほぼ同じ場所に大雨をもたらします。
メカニズムには未解明な点も多く、現在の観測・予想技術では、いつ、どこで発生し、どのくらいの期間継続するのか、事前に正確に予想することができません。
線状降水帯が発生すると、強い雨が長時間続くため、洪水や土砂災害発生の危険度が急激に高まります。和歌山県でも6月2日に線状降水帯による大雨が被害をもたらしました。
自分や大切な人を守るために、防災マップの確認やマイタイムラインの作成など、今できることから災害への備えを始めましょう。

◇発生メカニズムの模式図(気象庁ホームページ参考)
(1)低層中心に大量の暖かく湿った空気の流入が持続
(2)局地的な前線や地形の影響で空気が持ち上がり雲が発生
(3)積乱雲が発生
(4)上空の風の影響で積乱雲や積乱雲群が線状に並ぶ

■確認
◆防災マップを確認しよう
自然災害発生時の地域のハザード情報(地震、津波、洪水、土砂災害、内水実績)や普段の備えを理解していただける総合的なマップを5月から配布しています。自宅周辺が浸水しないか、土砂災害の危険がないか、事前に確認しましょう。
※防災マップは和歌山市地域安全課、各支所・連絡所・サービスセンターで配布しています。また、市ホームページ(ID:1036439)にも掲載しています。

◆警戒レベルに応じた行動を
市民の皆さんが災害発生の危険度に応じた行動を直観的に理解できるように、避難情報を警戒レベルでお伝えしています。
避難に時間のかかる方は警戒レベル3「高齢者等避難」で危険な場所から避難し、警戒レベル4「避難指示」では全員が危険な場所から避難してください。
避難所に行くことだけが避難ではありません。安全な場所にある親戚・知人宅へ避難したり、屋内で安全を確保するなど、自分や家族が災害時にどう避難するのか事前に決めておきましょう。

◇地域安全課 高垣 郁美
避難に時間がかかる傾向にある高齢者や障害のある方、乳幼児のいる家庭の方は、警戒レベル3の段階で安全な場所に避難しましょう。

■行動
◆「いつ」「何をするのか」確認しよう!
◇警戒レベル1 早期注意情報
災害への心構えを高める
・テレビ・ラジオ・インターネットで最新の気象情報を確認する。
・和歌山県ホームページ「河川/雨量防災情報」で河川の水位をリアルタイで確認できます。

◇警戒レベル2 大雨・洪水・高潮注意報
自らの避難行動を確認
・和歌山市防災マップで避難先や避難経路を確認
・非常持出品の確認

◇警戒レベル3 高齢者等避難
危険な場所から高齢者等は避難
・市から防災行政無線・メール等で避難情報発信
・避難情報を入手しやすい媒体で随時確認

◇警戒レベル4 避難指示
危険な場所から全員避難

◎警戒レベル4までに必ず避難

◇警戒レベル5 緊急安全確保
命の危険直ちに安全確保

《行動例「これが私のタイムライン」》
名前:防災太郎
家族:妻、子、母

◇警戒レベル1
・テレビ等でこまめに気象情報を確認
◇警戒レベル2
・防災マップで安全な経路を再確認
・避難準備開始(母の常用薬を確認)
◇警戒レベル3
・避難に時間がかかる母と一緒に妻と子は避難開始
◇警戒レベル4
・私も避難開始

■知る
◆情報入手手段を知ろう
災害時には、正確な情報の入手が必要不可欠です。テレビ・ラジオ・インターネットなどで入手できる気象情報と、市から発信する防災行政無線の情報を合わせて、避難行動に活用してください。

◇放送内容をメールで配信します
・和歌山市防災情報メール
登録は次のアドレスへ空メールを送信してください。
【E-mail】touroku@bosai-mail.city.wakayama.wakayama.jp
※迷惑メール対策をしている方は、【E-mail】osirase@bosai-mail.city.wakayama.wakayama.jpから受信できるよう設定してください。

◇放送内容を電話で聞くことができます
和歌山市防災情報電話案内サービス
【電話】0120-077-199
(通話料無料)

マイタイムラインの様式や詳しい作成方法は市ホームページ(ID:1034861)に掲載しています。
ぜひ自分の防災行動計画を作って避難に備えてください。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU