■あけましておめでとうございます。
昨年を振り返りますと、新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に引き下げられたことに伴い、大規模なイベント、お祭り、学校行事や地域の様々な活動が制限なく開催され、市民の皆様の活気と笑顔が戻ってきた年でした。
さて、私たちを取り巻く社会や経済に目を向けると、目まぐるしいスピードで変化が起き続け、新時代への転換とも言うべき大きなうねりが生まれています。人口減少の危機を乗り越え地方創生を勝ち取るためには、起爆剤となりうるそれら変化を逃すことなく、未来への推進力とすることが重要です。
そのため今年は、私の3期目の公約の「ふるさとで学び働けるまち」「県都として活力にあふれたまち」「子供たちがいきいきと育つまち」「誰もが安心して暮らせる優しいまち」の実現のため、進んできたDX(デジタルトランスフォーメーション)産業やGX(グリーントランスフォーメーション)産業の誘致、更には新たなまちづくりへの大規模な民間投資で、若年層を呼び込み、大都市からの新しい人の流れをつくり、転入人口が多くなる「人口の社会増」を目指します。
この冬、けやき大通りで光輝いているイルミネーションが和歌山市の「希望のスイッチ」となるよう、今年一年を全力で駆け抜けてまいります。
結びに、本年が市民の皆様にとって素晴らしい年となりますよう祈念し、新年のご挨拶とさせていただきます。
和歌山市長 尾花正啓
■あけましておめでとうございます。
市民の皆様方に謹んで新年をお祝い申し上げますとともに、平素から和歌山市議会に対しましてご理解とご協力をいただき深く感謝申し上げます。
近年、異常気象などの自然災害、AI技術の発展や脱炭素社会に向けた取組など社会・経済情勢が複雑化し将来の予測が不可能な状況である、いわゆるVUCA(ブーカ)時代を迎え、市民ニーズに対する従来の行政の考え方や手法が通用し難い状況となっております。
このような現代社会だからこそ、市民の皆様方が新たな希望を持ち、和歌山市の未来像を共に描き実現していく政策を積極的に進めていかなければなりません。
そのためには、行政だけではなく民間とともに知恵を出し合い、それぞれが持つ強みや資源を融合させ、新たな価値創出と課題解決に向けた公民共創の必要性と、VUCA時代をチャンスへと好転させ、新たな産業を創出するとともに環境保護や経済効率の観点からもサーキュラーエコノミー(循環経済)の実現に向けた和歌山市へとチャレンジしていくことが大切です。
和歌山市議会といたしましては、市民の皆様方が明るい未来を実感し、安全で安心して暮らせるまちづくりに全力で取り組んでまいる所存です。
結びに、市民の皆様方にとって本年が幸多き、飛躍する年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
和歌山市議会議長 戸田正人
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