あなた自身のこと、世の中のこと、和歌山への想いなど、思ったままに、感じたままに表現してみませんか?
有吉佐和子のように1つのテーマにとらわれることなく、今思っていること、普段から感じていること、将来の夢、そして和歌山への想いなどを綴ったエッセイを募集します。
対象:中学生以上の方
募集作品:エッセイ
(400字詰め原稿用紙2枚以上5枚以内)
※テーマは問いません、自由にお書きください。
応募:3月15日(金曜日)までに郵送〈必着〉・持参・メール〈当日受信分〉で
応募先:〒640-8511 和歌山市七番丁23番地 文化振興課(本庁舎10階)
賞:入賞者には賞状と副賞として図書カードを贈呈します。
・最優秀賞(1編)5万円相当
・優秀賞(1編)3万円相当
・佳作(5編)1万円相当
・奨励賞(若干数)5千円相当
※募集要項や応募規定など詳しくは市ホームページ(ID:1055471)で
■文化振興課 森 阿和
和歌山市ではこの度、有吉佐和子記念館の開館を契機に、本市の偉人である有吉佐和子の顕彰に加え、文学について学ぶ機会を提供するために、「有吉佐和子文学賞」を創設しました。
文学賞と聞くと難しく感じるかもしれませんが、中学生以上の方ならどなたでも気軽に応募していただける賞です。ぜひこの機会に創作の喜びや楽しさを感じ、有吉作品をはじめとする「文学」の魅力に触れていただけたら嬉しく思います。
本文学賞がふるさと和歌山のように温かく、末永く愛される賞となるよう、多くの皆様からのご応募をお待ちしています。
問合せ先:文化振興課
【電話】435-1194
■有吉佐和子と和歌山市
有吉佐和子(1931-1984)は、昭和6年1月20日に和歌山市に生まれました。海外でも幼少期を過ごし、8歳で帰国した際に見た青い紀の川の美しさに感動し、20年後に小説「紀ノ川」を発表。他にも「助左衛門四代記」「華岡青洲の妻」など、ふるさと和歌山を舞台とした多くの作品を著しました。また、社会派小説「複合汚染」「恍惚の人」や歴史小説「和宮様御留」、ミステリー「悪女について」「開幕ベルは華やかに」など、創作活動は幅広いジャンルに及びました。
さらに、その多才ぶりは小説にとどまらず、ルポルタージュや演劇の脚本・演出等広く才能を発揮し、いずれの分野においても高い評価を受け、一時代を築きました。
いまなお読者を惹きつける有吉佐和子の作品群は復刊も続き、あらゆる世代に読み継がれています。
■有吉佐和子記念館へようこそ
◇有吉佐和子記念館館長 恩田雅和氏
和歌山市立有吉佐和子記念館は本年6月5日、開館2周年を迎えます。
東京都杉並区堀之内の有吉佐和子邸を伝法橋南ノ丁に復元した記念館は、開館以来毎月、有吉作品の朗読劇を行い、当日は多くのお客さんで賑わっています。また偶数月の第一日曜日には有吉作品を読む会を開き、名作の数々を一つずつ読み込んで参加者とともに感想を語り合う場を設けています。
こうして和歌山市が生んだ偉大な作家に皆さんとふれあってもらっていますが、有吉没後40年の今年、有吉佐和子文学賞が創設されることになりました。有吉の作品、また生き方などをヒントにして日頃の思いをまとめ、この文学賞に応募してみるのはいかがでしょうか。それがまたこの作家を理解する近道になるとも思われます。
◇名作朗読劇場【青い壺〜第二話〜】
作:有吉佐和子
出演:演劇集団和歌山
日時:2月21日(水曜日)
・1回目:11時〜12時
・2回目:14時〜15時
場所:有吉佐和子記念館2階
定員:先着各20人
※入場無料。事前申込要(2月10日(土曜日)9時〜)
問合せ先:有吉佐和子記念館(伝法橋南ノ丁9)
【電話】488-9880
※水曜日休館
■演劇に関する資料を公開
有吉佐和子が脚本家・演出家として演劇にも携わった一面を紹介しますので、ぜひご覧ください。
日時:1月30日(火曜日)〜3月24日(日曜日)
場所:市立博物館1階 常設展示室
入館料:一般・大学生100円・高校生以下無料
休館日:月曜日、祝祭日の翌日(月曜祝日の場合は開館、翌日休館)
問合せ先:市立博物館
【電話】423-0003
■新たな寄贈本を公開
有吉玉青氏(有吉佐和子氏の長女)から寄贈いただいた資料は、有吉佐和子が執筆に使用した資料はじめ、親交のあった作家からの寄贈書など多岐にわたります。ぜひ、市民図書館にお越しいただき、ご覧ください。
日時:1月20日(土曜日)から公開中
開館時間:9時〜21時
場所:市民図書館2階 有吉佐和子文庫
※年中無休
問合せ先:市民図書館
【電話】432-0010
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