■今年も、あっという間の一年でした!
御坊市長 三浦 源吾(みうらげんご)
早いもので師走を迎え、この一年を振り返る時期になりました。
3年半に及んだ新型コロナも今年5月に感染症法上の位置づけが制限のない5類に移行し、コロナ以前の賑わいのある状況に一日も早く戻すべく、地域活性化のため、各種施策に取り組んでまいりました。
いろんなことがありましたが、つらかった、苦しかった、残念だったことより、嬉しかったことを明るく、楽しく、前向きにとらえていかなければと考えています。
いくつか、ご紹介させていただきますと、まず日高地方の夏の風物詩として親しまれている御坊市花火大会を大変多くの皆様のご協力のもと、8月26日、4年ぶりに開催することができ、市内外から4万人を越す皆様に楽しんでいただきました。
また見合わせとなっていた御坊祭をはじめ、市内各地の秋祭りも再開し、街中に威勢のいい掛け声や賑わいが戻ってきました。こんなに元気で、活力にあふれる若い人たちが御坊にたくさんいることに大変嬉しくなりました。先月には、様々な芸術・文化にかかるコンサートや展覧会なども盛大に開催されました。
また、老朽化と耐震不足により整備が急務となっていた新庁舎も先月、無事竣工することができました。年明け4日から新庁舎で業務を開始しますが、その後も旧庁舎解体や駐車場整備などの外構工事が控えており、全体計画が完成するまで市民の皆様方にご不便をおかけすることになります。
しかし、私がずっと懸念してきた南海トラフ地震発生時における災害対策本部、そして地域住民の緊急避難場所となる新庁舎が整備できたことに、ひと安心しているところです。
このほか、大型プロジェクトである日高港の御坊バイオマス発電所建設工事も順調に進捗しています。
一方、施策を進めるうえで重要となる本市の財政状況ですが、全体として依然厳しい状況にありますが、令和4年度決算の黒字額が過去最高となりました。
そして、この時期になると、毎年気になるのが「ふるさと納税」です。昨年度、ふるさと納税額が過去最高となり、県下3位となりました。例年12月には、ふるさと納税の受け入れがピークを迎えますが、今年は、国の制度改正により寄附額が減少するのではないかと心配しています。
私も先頭に立って、機会があるごとに「ふるさと納税制度」と「ふるさと、御坊の魅力」をPRしているところです。どうか、市民の皆様方にも、市外のご親戚や友人・知人の皆様に、ふるさと納税をお声がけしていただければ、大変嬉しく思います。
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